適当な作業ディレクトリに poppassd_1.2.orig.tar.gz をコピーします。 または ftp で Get します。
poppassd_1.2.orig.tar.gz を展開します。
tar zxvf poppassd_1.2.orig.tar.gz |
poppassd-1.2.orig/ ディレクトリに以下の ファイルが展開されます。
-rw-r--r-- 1 hogehoge users 363 May 7 1995 Makefile -rw-r--r-- 1 hogehoge users 138 May 7 1995 README -rw-r--r-- 1 hogehoge users 4817 May 7 1995 info -r--r--r-- 1 hogehoge users 685 Sep 16 1996 poppassd-src.tar.gz.lsm -rw-r--r-- 1 hogehoge users 21102 May 7 1995 poppassd.c |
バージョン 1.2 から 1.2-8 にバージョンアップするためのパッチファイル (poppassd_1.2-8.diff)を作成します。
poppassd_1.2-8.diff.gz を gzip で展開すれば パッチファイルを作成する事ができます。
gzip -d poppassd_1.2-8.diff.gz |
poppassd_1.2-8.diff パッチファイルができました。
-rw-r--r-- 1 hogehoge users 21211 Jan 11 12:09 poppassd_1.2-8.diff |
poppassd-1.2.orig/ にパッチファイルを コピーします。
cp poppassd_1.2-8.diff poppassd-1.2.orig/ |
カレントディレクトリを poppassd-1.2.orig/ に移動します。
cd poppassd-1.2.orig/ |
パッチをあてます。
patch コマンドを使ってパッチをあてました。
patch -p1 < poppassd_1.2-8.diff |
パッチが正常にあたると以下のようにファイルが変更されるはずです。
-rw-r--r-- 1 hogehoge users 375 Jan 11 12:12 Makefile -rw-r--r-- 1 hogehoge users 363 May 7 1995 Makefile.orig -rw-r--r-- 1 hogehoge users 138 May 7 1995 README drwxr-xr-x 2 hogehoge users 1024 Jan 11 12:12 debian/ -rw-r--r-- 1 hogehoge users 4817 May 7 1995 info -r--r--r-- 1 hogehoge users 685 Sep 16 1996 poppassd-src.tar.gz.lsm -rw-r--r-- 1 hogehoge users 11888 Jan 11 12:12 poppassd.c -rw-r--r-- 1 hogehoge users 21102 May 7 1995 poppassd.c.orig |
メイクします。
make コマンドでメイクします。
make |
メイクすると実行ファイル poppassd ができます (エラーが出てメイクに失敗した場合は「make でエラーが出る場合」を参照してください)。
インストールします。
su コマンドでスーパーユーザになります (root のパスワードを入れるのを忘れないように)。
su |
make install で poppassd を /usr/sbin/ にインストールします。
make install |
/etc/services を変更します。
/etc/services ファイルに
poppassd 106/tcp |
の 1 行を追加します(TCP ポート 106 番のサービスが poppassd であるという意味です)。
/etc/inetd.conf を変更します。
/etc/inetd.conf ファイルに
poppassd stream tcp nowait root /usr/sbin/poppassd poppassd |
の一行を追加します。 6 番めの「/usr/sbin/poppassd」はあなたが poppassd をインストールした パスを書く必要があります(/usr/sbin/poppassd で poppassd サービスを起動するという設定です)。
tcpd を使用している場合は
poppassd stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/poppassd |
の方が望ましいです(Slackware3.6 の場合は tcpd を使用するのが一般的です)。
inetd デーモンに設定が変更された事を通知します (reboot すれば新しい設定で動作します)。
kill -HUP </usr/sbin/inetd のプロセスID> |
または
reboot |
manpage をインストールします。
debian/ ディレクトリに Christoph Lameter さんが書いた poppassd.8 があるのでインストールしましょう (英語のマニュアルが必要でない場合はインストールしなくても良いです)。
su コマンドでスーパーユーザになります。
su |
install コマンドでインストールします。
カレントディレクトリを debian/ ディレクトリ に移動してから下記の様なコマンドでインストールしましょう。
install -c -m 644 poppassd.8 /usr/man/man8 |
man コマンドを使用して poppassd のマニュアルを読めるかをテストします。
man poppassd |
マニュアルが表示されれば poppassd の manpage のインストールに成功です。