日本語表示の設定および起動には、下記のようにいくつかの方法があります。
seyon のインストール直後にある /usr/X11/bin/seyon-emu を削除します。 (このファイルは、xterm へのリンクが張られています)
次のような内容(1行だけ)の同じ名前のファイルを作ります。
kterm -km sjis "$@" |
このファイルを実行可にします。
chmod +x /usr/X11/bin/seyon-emu |
.Xresources または .Xdefaults に以下のものを追加します。
seyon*modems: /dev/cua0 seyon*dialPrefix: ATDP seyon*dialSuffix: ^M Seyon*vt100*foreground: black Seyon*vt100*background: SkyBlue Seyon*vt100*geometry: 80x25+50+250 Seyon*vt100*scrollBar: true Seyon*vt100*SaveLines: 1000 |
foreground,background の色の名前は、/usr/X11R6/lib/X11/rgb.txt に 書かれているものの中から指定します。 このように設定後、seyon(リターン)と入力すると新たな kterm の ウィンドウが開きます。
インストール直後にある /usr/X11/bin/seyon-emu を削除します。 (このファイルは、xterm へのリンクが張られています)
kterm にリンクを張りなおすために
# ln -s /usr/X11/bin/kterm /usr/X11/bin/seyon-emu |
と入力します。
.Xresources を修正 [ 上記 4.1 の (4)項を参照 ]
起動は
# seyon -- -km sjis -sb -sl 1000 |
と入力すると、新たに kterm が起動します。
ここでは、シフトJIS と1000行のスクロールバーを指定しています。 (4) の -- というのが、それ以降のパラメータを kterm に渡しています。
しかし、これだと毎回 seyon を起動するたびに上記の長ったらしいのを 打ち込む必要があり不便なので次のように alias に定義します。 (シェルがbash の場合です。tcsh だと = の代わりにスペースです)
% alias seyon='seyon -- -km sjis -sb -sl 1000' |
これを ~/.profile の中に記述しておけば、起動は
% seyon |
と入力するだけで新たな kterm ウィンドウが開きます。
インストール直後にある /usr/X11/bin/seyon-emu を削除します。 (このファイルは、xterm へのリンクが張られています)
kterm にリンクを張りなおすために
# ln -s /usr/X11/bin/kterm /usr/X11/bin/seyon-emu |
と入力します。
~/.Xdefaults に下記を追加します。
Seyon*vt100*geometry: 80x25 Seyon*vt100*KanjiMode: SJIS |
起動は
# seyon & |
と入力すると、新たに kterm が起動します。
NIFTY-Serve の場合一般の漢字コードは SJIS ですが,漢字コードを指定して 受信することができます。これはログイン時に指定できます。 例えば 3.(3)のスクリプトファイルの
transmit "SVC^M" |
を、
transmit "SVC/EUC^M" |
のように書き換えておけば,通常の kterm 上で seyon を使い,日本語表示が できます。kterm 上で seyon を起動するには
% seyon -noemulator -modem /dev/ttys0 |
と入力します。
[参考]: NIFTY-Serve では漢字コードとして以下のような指定ができます。
SVC(半角)→ SJIS SVC/EUC → EUC SVC/OJS1 → 旧JIS1 ......等 SVC(全角) → 漢字コードを自動識別する
~/.fvwm2rc95 の 320 行目あたりに下記を追加します。 2行目と3行目は、実際には1行に続けて書きます。
=========ここから======================================================= AddToMenu "Applications" "Applications" Title + "Seyon" Exec kterm -rv -sb -sl 1000 -geometry 100x50-0+0 -km sjis -T Seyon -e seyon -modems /dev/cua0 -noemulator & =========ここまで======================================================= |
kterm 起動のパラメータの意味は、次のようになっています。
白黒反転表示 (-rv) スクロールバーを表示する (-sb) スクロールバッファは1000行分 (-sl 1000) 画面サイズ(100桁50行)と位置 (-geometry 100x50-0+0) shift-jis モードにする (-km sjis) ウィンドウのタイトルを「Seyon」と表示 (-T Seyon) seyon を起動 (-e Seyon) /dev/cua0 につながっているモデムを使用 (-modems /dev/cua0) ターミナルエミュレータ (xtermとか kterm) を新規に起動しない (-noemulator) |
使い方は FVWM95 の Start ボタンをクリックし、Applications をクリック seyon をクリックで OK です。 ( 使用環境は、解像度1280*1024 、文字shift-jis )