INOTIFY_INIT
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2008-10-10
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名前
inotify_init, inotify_init1 - inotify インスタンスを初期化する
書式
#include <sys/inotify.h>
int inotify_init(void);
int inotify_init1(int flags);
説明
inotify_init()
は、新規の inotify インスタンスを初期化し、作成された inotify イベントキュー
に対応するファイルディスクリプタを返す。
inotify_init1()
は、
flags
が 0 の場合、
inotify_init()
と同じである。
flags
に以下の値をビット毎の論理和 (OR) で指定することで、
異なる動作をさせることができる。
- IN_NONBLOCK
-
新しく生成されるオープンファイル記述 (open file description) の
BR O_NONBLOCK
ファイルステータスフラグをセットする。
このフラグを使うことで、
O_NONBLOCK
をセットするために
fcntl(2)
を追加で呼び出す必要がなくなる。
- IN_CLOEXEC
-
新しいファイル・ディスクリプターに対して
close-on-exec
(FD_CLOEXEC)
フラグをセットする。
このフラグが役に立つ理由については、
open(2)
の
O_CLOEXEC
フラグの説明を参照のこと。
返り値
成功すると、これらのシステムコールは新しいファイルディスクリプタを返す。
エラーの場合、-1 を返し、
errno
をエラーを示す値に設定する。
エラー
- EINVAL
-
(inotify_init1())
無効な値が
flags
に指定された。
- EMFILE
-
inotify インスタンスの総数がユーザ単位の上限に達していた。
- ENFILE
-
inotify インスタンスの総数がシステムの上限に達していた。
- ENOMEM
-
カーネルメモリが十分になかった。
バージョン
inotify_init()
は Linux 2.6.13 で初めて登場した。
inotify_init1()
は Linux 2.6.27 で追加された。
準拠
これらのシステムコールは Linux 独自である。
関連項目
inotify_add_watch(2),
inotify_rm_watch(2),
inotify(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
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Time: 03:26:45 GMT, April 25, 2010