#include <libaio.h> int io_setup(unsigned nr_events, aio_context_t *ctxp); -laio とリンクする。
io_setup() は、少なくとも nr_events 個のイベントを受信可能な 非同期 I/O (AIO) コンテキストの作成を行う。 ctxp は、すでに存在する AIO コンテキストを指していてはならず、 io_setup() の呼び出しの前に 0 に初期化されていなければならない。 AIO コンテキストの作成に成功すると、*ctxp に作成された AIO コンテキストへのポインタがセットされる。
非同期 I/O システム・コールは 2002年8月に Linux 2.5 で初めて登場した。
io_setup() は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで 使用すべきではない。
libaio で io_setup() 用に提供されているラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの 慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号 (エラーの節に列挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる。 syscall(2) 経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通知の慣習に したがってものとなり、エラーの場合には -1 が返り、 errno にエラーを示す (正の) 値が設定される。
io_cancel(2), io_destroy(2), io_getevents(2), io_submit(2)