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Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2008-12-03
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名前
pread, pwrite - 指定したオフセットでファイルディスクリプタを読み書きする
書式
#define _XOPEN_SOURCE 500
#include <unistd.h>
ssize_t pread(int fd, void *buf, size_t count, off_t offset);
ssize_t pwrite(int fd, const void *buf, size_t count, off_t offset);
説明
pread()
は、ファイルディスクリプタ
fd
の (ファイルの先頭からの) オフセット
offset
から最大
count
バイトをバッファ
buf
へ読み込む。ファイル・オフセットは変化しない。
pwrite()
は、バッファ
buf
から最大
count
バイトをファイルディスクリプタ
fd
のオフセット
offset
に書き込む。ファイル・オフセットは変化しない。
fd
で参照されるファイルはシーク (seek) 可能でなければならない。
返り値
成功した場合、読み書きを行ったバイト数が返される (ゼロは、
pwrite()
の場合には何も書かれなかったことを意味し、
pread()
の場合にはファイル
の末尾に達したことを意味する)。
エラーの場合は -1 が返され、
errno
がそのエラーを示すように設定される。
エラー
pread()
では、
read(2)
および
lseek(2)
で規定された全てのエラーが発生する可能性があり、
error
にはエラーを示す値が設定される。
pwrite()
では、
write(2)
および
lseek(2)
で規定された全てのエラーが発生する可能性があり、
error
にはエラーを示す値が設定される。
バージョン
システムコール
pread()
と
pwrite()
は Linux にバージョン 2.1.60 で追加された。
i386 のシステムコールのエントリは 2.1.69 で追加された。
(システムコールを持たない古いカーネルでの
lseek(2)
を使ったエミュレーションを含めると)
C ライブラリにおけるサポートは glibc 2.1 で追加された。
準拠
POSIX.1-2001.
関連項目
lseek(2),
read(2),
write(2),
feature_test_macros(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
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Time: 03:26:51 GMT, April 25, 2010