SIGRETURN
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2008-06-26
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名前
sigreturn - シグナル・ハンドラから返り、スタックを掃除する
書式
int sigreturn(unsigned long __unused);
説明
Linux カーネルは、
シグナル・ハンドラ用にスタック・フレームを作成する際、
sigreturn()
をスタック・フレームに挿入し、シグナル・ハンドラが返るときに
sigreturn()
が呼ばれるようにする。
sigreturn()
は、シグナル・ハンドラを起動するために行ったことの全て ---
プロセスのシグナルマスクの変更、スタックの切り替え
(sigaltstack(2)
参照) --- の取り消しを行う。
プロセスのシグナルマスクの復元、スタックの切り替え、
プロセスのコンテキスト (レジスタ、プロセッサ・フラグ) の復元を行い、
プロセスがシグナルにより割り込まれた場所からそのまま実行を
再開できるようにする。
返り値
sigreturn()
が返ることはない。
ファイル
/usr/src/linux/arch/i386/kernel/signal.c
/usr/src/linux/arch/alpha/kernel/entry.S
準拠
sigreturn()
は Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは使用してはいけない。
注意
sigreturn()
コールは、シグナル・ハンドラを実装するためにカーネルにより使用される。
これを直接呼び出しては
決して
いけない。さらに
__unused
引き数がどのように使われるかはそのアーキテクチャに依存して変化する。
関連項目
kill(2),
sigaltstack(2),
signal(2),
signal(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- ファイル
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
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Time: 03:26:55 GMT, April 25, 2010