REMQUO
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2008-08-11
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名前
remquo, remquof, remquol - 商の一部と剰余を求める
書式
#include <math.h>
double remquo(double x, double y, int *quo);
float remquof(float x, float y, int *quo);
long double remquol(long double x, long double y, int *quo);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
remquo(),
remquof(),
remquol():
_XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE; or
cc -std=c99
説明
これらの関数は
x
を
y
で割ったときの商の一部と剰余を計算する。
商のいくつかのビットが
quo
ポインタを使って格納される。
剰余は関数の結果として返される。
剰余の値は
remainder(3)
関数で計算されるものと同じである。
quo
ポインタを使って格納される値には、
x / y
の符号と最低でも商の下位 3 ビットが含まれる。
たとえば remquo(29.0, 3.0) は -1.0 を返し、
(訳注: quo の指しているものには) 2 が格納される。
実際の商が整数値にならない点に注意すること。
返り値
成功すると、これらの関数は
remainder(3)
に書かれている同様の関数と同じ値を返す。
x
か
y
が NaN の場合、NaN が返される。
x
が無限大で
y
が NaN でない場合、
領域エラー (domain error) が発生し、NaN が返される。
y
がゼロで
x
が NaN でない場合、
領域エラー (domain error) が発生し、NaN が返される。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は
math_error(7)
を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 領域エラー (domain error): x が無限大か y が 0 で、 他の引き数が NaN でない
-
不正 (invalid) 浮動小数点例外
(FE_INVALID)
が上がる。
これらの関数は
errno
を設定しない。
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
準拠
C99, POSIX.1-2001.
関連項目
fmod(3),
logb(3),
remainder(3)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
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Time: 03:26:52 GMT, April 25, 2010