IO_DESTROY
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2008-06-18
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名前
io_destroy - 非同期 I/O コンテキストの消去
 
書式
#include <libaio.h>
int io_destroy(aio_context_t ctx);
-laio とリンクする。
 
説明
io_destroy()
は、I/O コンテキストのリストから指定された非同期 I/O
コンテキストを削除した後、そのコンテキストを消去する。
io_destroy()
は、ctx 上に未処理の非同期 I/O 命令及び
完了キューのブロックの取り消しも行うことができる。
 
返り値
成功した場合、
io_destroy()
は 0 を返す。
失敗時の返り値については、「注意」の節を参照すること。
 
エラー
- EFAULT
- 
データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
- EINVAL
- 
ctx で指定された AIO コンテキストが無効である。
- ENOSYS
- 
io_destroy()
はこのアーキテクチャでは実装されていない。
バージョン
非同期 I/O システム・コールは 2002年8月に Linux 2.5 で初めて登場した。
 
準拠
io_destroy()
は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで使用すべきではない。
 
注意
glibc はこのシステムコール用のラッパー関数を提供していない。
libaio
で
io_destroy()
用に提供されているラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの
慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号
(エラーの節に列挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる。
syscall(2)
経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通知の慣習に
したがってものとなり、エラーの場合には -1 が返り、
errno
にエラーを示す (正の) 値が設定される。
 
関連項目
io_cancel(2),
io_getevents(2),
io_setup(2),
io_submit(2)
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- 返り値
- 
- エラー
- 
- バージョン
- 
- 準拠
- 
- 注意
- 
- 関連項目
- 
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Time: 03:26:45 GMT, April 25, 2010