GRANTPT
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2008-06-14
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名前
grantpt - スレーブ擬似端末へのアクセスを許可する
 
書式
#define _XOPEN_SOURCE
#include <stdlib.h>
int grantpt(int fd);
 
説明
grantpt()
関数は、
fd
で参照されたマスタ擬似端末に対応するスレーブ擬似端末デバイス (pty)
のモードと所有者を変更する。
スレーブのユーザID は呼び出したプロセスの実 UID に設定される。
グループID として設定される値は規定されていない (例えば tty になる)。
スレーブのモードは 0620 (crw--w----) に設定される。
SIGCHLD
シグナルを捕捉するためにシグナル・ハンドラが設定されている場合の
grantpt()
の動作は規定されていない。
 
返り値
成功した場合、
grantpt()
は 0 を返す。そうでない場合、-1 を返し、
errno
に適切な値がセットされる。
 
エラー
- EACCES
- 
対応するスレーブ擬似端末にアクセスできなかった。
- EBADF
- 
引き数
fd
が有効なオープンされたファイル・ディスクリプタでない。
- EINVAL
- 
引き数
fd
は有効だが、マスタ擬似端末に対応するものではない。
バージョン
grantpt()
は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。
 
準拠
POSIX.1-2001.
 
備考
これは Unix98 pty 仕様の一部である。
pts(4)
を参照のこと。
多くのシステムでは、この関数は "pt_chown" と呼ばれる set-user-ID された
補助バイナリを用いて実装されている。
Linux の devpts では、このような補助バイナリを必要としない。
 
関連項目
open(2),
posix_openpt(3),
ptsname(3),
unlockpt(3),
pts(4),
feature_test_macros(7),
pty(7)
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- 返り値
- 
- エラー
- 
- バージョン
- 
- 準拠
- 
- 備考
- 
- 関連項目
- 
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Time: 03:26:44 GMT, April 25, 2010