MKFIFOAT
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2009-12-13
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名前
mkfifoat - ディレクトリファイルディスクリプタからの相対位置に FIFO (名前付きパイプ) を作る
 
書式
#include <fcntl.h>           /* AT_* 定数の定義 */
#include <sys/stat.h>
int mkfifoat(int dirfd, const char *pathname, mode_t mode);
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
mkfifoat():
glibc 2.10 以降: _XOPEN_SOURCE >= 700 || _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
glibc 2.10 より前:
_ATFILE_SOURCE
 
説明
mkfifoat()
システムコールは、この man ページで説明している違いがある以外は、
mkfifo(3)
と全く同じように動作する。
pathname
で指定されるパス名が相対パス名である場合、
ファイルディスクリプタ
dirfd
で参照されるディレクトリからの相対パス名として解釈される
(mkfifo(3)
では、相対パスは呼び出し元プロセスの
カレントワーキングディレクトリからの相対パスとなる)。
pathname
が相対パスであり、かつ
dirfd
が特別な値
AT_FDCWD
である場合、
pathname
は
(mkfifo(3)
と同じように) 呼び出し元プロセスの
カレントワーキングディレクトリからの相対パス名として解釈される。
pathname
が絶対パスである場合、
dirfd
は無視される。
 
返り値
成功した場合、
mkfifoat()
は 0 を返す。
エラーの場合、-1 が返されて、
errno
にはエラーを示す値が設定される。
 
エラー
mkfifo(3)
と同じエラーが
mkfifoat()
でも起こる。
mkfifoat()
では、その他に以下のエラーが起こる:
- EBADF
- 
dirfd
が有効なファイルディスクリプタでない。
- ENOTDIR
- 
pathname
が相対パスで、かつ
dirfd
がディレクトリ以外のファイルを参照するファイルディスクリプタである。
バージョン
mkfifoat()
は glibc のバージョン 2.4 で追加された。
このシステムコールは、
カーネル 2.6.16 以降の Linux で利用できるようになった
mknod(2)
を使って実装されている。
 
準拠
POSIX.1-2008.
 
注意
mkfifoat()
が必要な理由については、
openat(2)
を参照すること。
 
関連項目
openat(2),
mkfifo(3),
path_resolution(7)
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- 返り値
- 
- エラー
- 
- バージョン
- 
- 準拠
- 
- 注意
- 
- 関連項目
- 
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Time: 03:26:48 GMT, April 25, 2010