TMPFILE
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2008-07-14
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名前
tmpfile - テンポラリファイルを作成する
 
書式
#include <stdio.h>
FILE *tmpfile(void);
 
説明
tmpfile()
関数はユニークなテンポラリファイルを
バイナリリードライトモード (w+b) でオープンする。
このファイルはクローズ時またはプログラムの終了時に自動的に削除される。
 
返り値
tmpfile()
関数はファイルポインタを返すか、
ユニークなファイルが作れなかったかオープンできなかった場合は NULL を返す。
後者の場合、エラーを表す errno を設定する。
 
エラー
- EACCES
- 
ファイルのあるディレクトリにサーチのアクセス権 (search permission) がない。
- EEXIST
- 
ユニークなファイル名が作成できなかった。
- EINTR
- 
呼び出しがシグナルによって中断された。
- EMFILE
- 
1 つのプロセスで使用可能なファイルディスクリプタ数を超過した。
- ENFILE
- 
システム全体でオープン可能なファイル数を超過した。
- ENOSPC
- 
ディレクトリに新しいファイルを追加するための空き領域がない。
- EROFS
- 
読みだし専用ファイルシステムである。
準拠
SVr4, 4.3BSD, C89, C99, SUSv2, POSIX.1-2001.
 
注意
POSIX.1-2001 では、
ストリームをオープンできなかった場合、
stdout にエラーメッセージが書き出される、と規定されている。
規格では
tmpfile()
が使うディレクトリは指定されていない。
glibc では <stdio.h> で定義されている
P_tmpdir をパスの先頭に使おうとする。
これが失敗した場合は、ディレクトリ /tmp を使う。
 
関連項目
exit(3),
mkstemp(3),
mktemp(3),
tempnam(3),
tmpnam(3)
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- 返り値
- 
- エラー
- 
- 準拠
- 
- 注意
- 
- 関連項目
- 
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Time: 03:26:58 GMT, April 25, 2010