forward
Section: User Commands  (1)
Updated: 1999 February 14
Index
JM Home Page
roff page
 
名前
forward - 任意のソケットを安全で圧縮された経路にフォワードする
 
書式
forward
[-h, --help]
[-v, --verbose]
[-V, --version]
[-p, --password password]
[--netrc]
[--no-netrc]
[--secure]
[-z, --gzip]
[-K, --key-size bits]
[user@]machine1[:port1] 
machine2:port2
listen_port
 
説明
forward
はローカルマシンの
listen_port
で待ち受ける。接続を受信すると、その接続を
secure-mcserv(1)
デーモンが既に動作しているはずの
machine1
ヘとフォワードする。すると
secure-mcserv
デーモンは
machine2
のポート
port2
に接続する。そしてすべてのトラフィックは、
透過的に
listen_port
と
machine2
の
port2
の間をフォワードされる。
ローカルマシンの
listen_port
と
machine2
の
port2
との間の接続は、
--secure
オプションと
--gzip
オプションで変更できる。このように、
forward
はあらゆるサービスに対して、安全性あるいは圧縮を付加できる。
 
オプション
すべてのオプションは
mirrordir
と同様である。詳細は
mirrordir(1)
を見てほしい。ただし
--debug
は
forward
がバックグラウンドのデーモンへフォークするのを妨げる意味しか持たない。
 
例
私はこれらを試していないが、論理的には正しいと思う。
どこかでタイプミスをしていたら、私に知らせてほしい。
プリントサーバ A が LAN にある。
この LAN にはマスカレードサーバ B があり、
LAN をインターネットにつないでいる。
B はインターネットと A の両方を見ることができる。
ある別のサイトで、John は D というマシンを持っており、
これはマスカレードサーバ C を通してインターネットにつながっている。
B と D は、インターネット越しでしかお互いを見ることはできない。
John
は lpr を D で起動し、
印刷を A に出力させたい。
また B と C の間の経路を圧縮させ、
(1024 ビットの鍵交換で) 暗号化させたい。
手順は以下のようになる (515 はプリンタのポート):
    A# lpd &
    B# secure-mcserv -d -p 12345
~/.netrc に john の B におけるパスワードのエントリを追加する。そして
    C# forward john@B:12345 A:515 515 --secure -K 1024 -z
/etc/printcap に C のプリンタ x のエントリを追加する。そして
    D# lpr -Px mydocument
同僚の John が嫌いな Jill が、
X セッションのスクリーンダンプを表示する場合を考える。
彼女は安全な X セッションを、サーバ A と
メインフレーム B の間に作りたい。
手順は以下のようになる (6010 は display 10.0 に対応する):
    A# X &
    A# secure-mcserv -d -p 12345
~/.netrc に jill の A におけるパスワードのエントリを追加する。そして
    B# forward jill@A:12345 A:6000 6010 --secure -K 1024
    B# export DISPLAY=localhost:10.0
    B# fvwm &
 
テスト済みサービスのリスト
telnet ログイン、X セッション、プリンタ (lpr) サービス、
http、pop3 接続はテストされ、動作が確認されている。
ftp はソケットのバインドが妙 (?) なのでフォワードできない。
他に動作したものがあったら知らせてほしい。
ほとんどのものは動作するはずだが。
 
バグ
mirrordir(1)
の バグ セクションも見てほしい。
帯域外データ
(recv(2) と send(2)
の
MSG_OOB)
は暗号化も圧縮もされない。修正されず、プレインテキストで送信される。
これをセキュリティ上のリスクだと考える方は、
私に知らせてほしい。何らかの対応をしたいと思う。
rlogin(1)
での画面サイズ変更 (の検知?) は動作しないようだ。しかし
telnet(1)
では問題ない。これは OOB データが正しく送られないことと関連しているに違いない。
しかし問題点を発見するために
rlogin, rlogind, forward, secure-mcserv
を同時にデバッグするのは、私は気がすすまない。
チャレンジしてみたい人は、どうか頑張ってほしい。
 
ファイル
- ~/.netrc
- 
マシンとそのパスワードのリスト。
標準
mirrordir は作成者の発明であり、
いかなる OS の標準にも従っていない。
 
入手方法
このプログラムの最新版は、
ftp://metalab.unc.edu/pub/Linux/system/backup または
ftp://lava.obsidian.co.za/pub/linux/mirrordir
から入手できる。
 
著者
Paul Sheer  <psheer@obsidian.co.za>  <psheer@icon.co.za>
 
関連項目
mirrordir(1), pslogin(1), ssh(1)
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- オプション
- 
- 例
- 
- テスト済みサービスのリスト
- 
- バグ
- 
- ファイル
- 
- 標準
- 
- 入手方法
- 
- 著者
- 
- 関連項目
- 
This document was created by
man2html,
using the manual pages.
Time: 03:27:16 GMT, April 25, 2010