TIMEDC
Section: Maintenance Commands (8)
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Linux NetKit (0.17)
 
名前
timedc
 - timed の制御プログラム
 
書式
timedc
[command 
[argument ...
]
]
 
説明
timedc
は、
timed(8)
プログラムの操作を制御するために使われる。
このプログラムは、以下の目的で使われる:
- 
複数マシン間の時刻差の計測
- 
マスタタイムサーバが実行されているホストの検索
- 
timed
が受信したメッセージのトレースの有効・無効の切り替え
- 
いろいろなデバッグ動作
引き数を指定しない場合、
timedc
は標準入力を読み込むプロンプトを出す。
引き数を指定した場合、
timedc
は最初の引き数をコマンドとして、
残りの引き数をコマンドのパラメータとして解釈する。
標準入力は、
timedc
がファイルからコマンドを読むように、リダイレクトしてもよい。
コマンドは短縮可能である。
使用可能なコマンドは以下の通りである:
- ? [command ...
]
- 
 
- help [command ...
]
- 
引き数リストで指定された各コマンドについて、簡単な説明を表示する。
引き数が指定されない場合、使用可能なコマンドの一覧を表示する。
 
- clockdiff host ...
- 
ホストマシンの時刻と、引き数で指定したマシンの時刻の差を計算する。
 
- msite [host ...
]
- 
host で指定したホストのマスタタイムサーバを表示する。
 
- 
trace
{ on |
off }
- 
timed
へのメッセージを
/var/log/timed.log
にトレース (記録) するか否かを指定する。
 
- election host
- 
対象ホスト host のデーモンに対し、
``election''
タイマをリセットし、マスタタイムサーバが既に選択されていることを
確実にするように要求する。
 
- quit
- 
- timedc を終了する。
上記以外のコマンドも、
timed
のテストやデバッグのために実装されている。
詳細については、help コマンドやプログラムのソースを当たること。
 
ファイル
- /var/log/timed.log
- 
timed 用のトレースファイル
- /var/log/timed.masterlog
- 
マスタ timed 用のログファイル
 
関連項目
date(1),
adjtime(2),
icmp(4),
timed(8)
- 
"TSP: The Time Synchronization Protocol for UNIX 4.3BSD"
R. Gusella
S. Zatti
返り値
- ?Ambiguous command
- 
短縮された入力に対して、複数のコマンドがマッチする
- ?Invalid command
- 
該当するコマンドが見つからない
- ?Privileged command
- 
このコマンドは、root のみが実行できる
 
履歴
コマンドは
BSD 4.3
で登場した。
 
翻訳者謝辞
この man ページの翻訳にあたり、
FreeBSD jpman project <http://www.jp.freebsd.org/man-jp/>
による翻訳を参考にさせていただいた。
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- ファイル
- 
- 関連項目
- 
- 返り値
- 
- 履歴
- 
- 翻訳者謝辞
- 
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Time: 03:27:19 GMT, April 25, 2010