SYSCTL
Section:  (8)
Updated: 21 Sep 1999
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名前
sysctl - 実行時にカーネルパラメータを設定する
 
書式
sysctl [-n] [-e] variable ...
sysctl [-n] [-e] [-q] -w variable=value ...
sysctl [-n] [-e] [-q] -p <filename>
sysctl [-n] [-e] -a
sysctl [-n] [-e] -A
 
説明
sysctl
はカーネルのパラメータを実行時に修正するのに用いる。
変更できるパラメータは /proc/sys/ 以下にリストされているものである。
Linux における
sysctl
の機能には procfs が必要である。
sysctl
は sysctl データの読み書き両方に使える。
 
パラメータ
- variable
- 
読み取りの対象とするキーの名前。例えば kernel.ostype など。
セパレータとして '.' の代わりに '/' を用いることもできる。
- variable=value
- 
キーを設定する形式。 variable はキーで、
value がそのキーに設定される値である。
value にクォートやシェルによってパーズされる文字が入っている場合は、
value 全体をダブルクォートで括る必要がある。
この指定をしたら -w パラメータも指定しなければならない。
- -n
- 
キーの名前は表示せず、値だけ表示する。
- -e
- 
不明なキーについてのエラーを無視する。
- -N
- 
名前のみを表示する。
プログラム補完を持つシェルで役立つ。
- -q
- 
値のセットを標準出力に表示しない。
- -w
- 
sysctl の設定を変更する場合には、このオプションを指定する。
- -p
- 
指定されたファイルから読み込んだ内容を sysctl 設定にロードする
(ファイル指定がなければ /etc/sysctl.conf から)。
- -a
- 
現在利用できる全ての値を表示する。
- -A
- 
現在利用できる全ての値を表形式で表示する。
例
- /sbin/sysctl -a
- 
- /sbin/sysctl -n kernel.hostname
- 
- /sbin/sysctl -w kernel.domainname="example.com"
- 
- /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf 
- 
ファイル
/proc/sys
/etc/sysctl.conf
 
関連項目
sysctl.conf(5)
 
バグ
-A パラメータが -a と同じようにしか動作しない。
 
著者
George Staikos, <staikos@0wned.org>
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- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- パラメータ
- 
- 例
- 
- ファイル
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- 関連項目
- 
- バグ
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- 著者
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