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5. 普通のマウス

お手元のマウスにスイッチもなく、説明書きも何も無い場合は、少々実験が 必要です。まず初めにマウスのメーカーを信じて、Microsoft モード を 100% サポートしていると仮定して XConfig を設定してみてください ( Xconfig の項参照)。

この設定でマウスを動かしてみて、少しも動かない場合は、マウスが Microsoft のプロトコルを採用していないか、または他に問題があると考えて ください。そういうときは、他のプロトコルを使って、もう一度設定し直し てください。設定ファイルの書き方については、それに該当する man ペー ジが一番のとっ掛かりになると思います。また後述の 「様々な障害」の項も 参考になるでしょう。

Microsoft プロトコルで X を動かしてみると、マウスは正常に動くけ れど、3 つあるボタンの内、外側の 2 つのボタンしか使えないということが 分かります。もちろんこれで我慢した上で、2 ボタンマウスの場合のように 動く 2 つのボタンに 3 ボタンマウスのエミュレートをさせることもできます (両端のボタンを同時に押すことで、真ん中のボタンを押したときと同じ動作を させる方法です)。そうする場合は、 Xconfig ファイルを後述の 「Xconfig の例」 のように書き換えてください。 しかしこれでは、何のために 3 ボタン・マウスを買ったのか分かりませんし、 それ以上の進展も期待できません。それゆえ、ここからはハードウェアを 見る必要があります。


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