2. 実際の使用法

私の環境では、PD の CD は /dev/scd2 にわりあてられました。 これは起動時に、

  Detected scsi CD-ROM sr2 at scsi0, channel 0, id 1, lun 0
    Vendor: NEC       Model: PD-1 ODX654P      Rev: A113
    Type:   Optical Device                     ANSI SCSI revision: 02

というメッセージがでることから確認しました。sr2 というのがポイン トです。なぜ sr2 が scd2 になるのかは謎ですが、そういうもんのようで す。

/dev/ を見ると、scd2 がなかったので新たに作ってやらなければなりま せんでした。こういう時は、/dev/MAKEDEV コマンド(これがなければ mknod)を使います。詳しくは、man MAKEDEV(mknod) をどうぞ。 PD として使うときは /dev/sda がわりあてられています。このへんは環境 によって異なると思うので、起動時のメッセージを見て適切に読みかえ てください。

PD ドライブで PD と CD が問題なく mount、umount できることを確認した後、 /etc/fstab を書きかえましょう。例えば、私の /etc/fstab は以下のよう になってます。

  /dev/hda2       /       ext2        defaults   1   1
  /dev/hda1       /win    vfat        defaults   1   2
  /dev/hda3       swap    swap        defaults
  /dev/scd0       /cdrom  iso9660     user,ro,noauto
  /dev/scd2       /pcd    iso9660     user,ro,noauto
  /dev/sda        /pd     vfat        user,noauto

見ればわかる通り、マウントポイントとして /pcd と /pd というディレク トリをあらかじめ作っています。/cdrom は別につながっている ATAPI-CDROM ドライブ用です。PD のオプションを vfat にしたのは、Win98 とのデータ交換も考えてのことですので、御使用なさる環境にあわせて 適切に設定してください。

なお、蛇足ですがこのように user オプションをつけると一般ユーザでも、

  % mount /pcd	      PD の CD を mount
  % mount /pd         PD を mount

などとできるようになって便利です。詳しくは man mount をどうぞ。