メーリングリストやニュースグループの議論に参加する際は、Linux コミュニティ の代表として責任を持って発言すること。悪口を言ったり、下品な言葉を使うのは 慎むこと。自分は Mr. Torvalds をリーダー(C.E.O.)とする仮想企業の一員であると 考えること。あなたの発言が、Linux コミュニティに対する読者の印象を 良くもすれば、悪くもするのです。
誇張や内容のない非難は、絶対にしないこと。そうした発言は無責任であり、 不毛な議論を生むだけです。
ポスティングに対する的確な筋道立った回答は、読者の理解に寄与するだけでなく、 回答者の知識と能力に対する敬意を高めます。
誰かがからんできても、それに乗らないこと。OS の自慢大会になってしまう スレッドが多すぎます。Linux の能力を正確に述べ、それで終わりにしましょう。
誰かを侮辱したり失礼な態度をとった場合、その人のイヤな経験を多くの人が 耳にすることになるかもしれないということを忘れないこと。もし誰かを傷つけた なら、その償いをするようにしましょう。
Linux は何を提供すべきかという問題を中心に考えること。競争相手を打ち負かす 必要はありません。Linux は中身のあるしっかりした製品であり、自分の足で立てる だけの実力を持っています。
他のオペレーティングシステムの利用に対しても敬意を払うこと。Linux はすばらしい プラットフォームですが、あらゆる人の要求に応えるものではありません。
他の製品を呼ぶ場合は、正しい製品名を使うこと。奇妙な表記で特定の企業やその 製品をからかったからといって、何も得るものはありません。Linux に対する 敬意を得るには、他の製品に対しても敬意を表するべきです。
謝辞を述べるべき場所で、謝辞を述べること。Linux はカーネルにすぎません。 GNU project、 MIT、Berkeley その他無数の関係者の努力なしでは、Linux カーネルは今日のように 広く利用される価値のあるものにならなかったでしょう。
特定のアプリケーションに対して Linux が唯一の回答であると主張しないこと。 Linux コミュニティは、Linux の提供する自由を享受しています。Linux だけ が問題を解決できると主張することは、相手の自由を奪うことになります。
Linux が問題の解決にならないケースもあるはずです。状況に応じてそれを理解して、 別の解決法を即座に提供できるような人になってください。