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6. さらなるヒント

この章は BadRAM のプログラミングの間に得た知識からの抜粋になります。もしここに書き記すべき新しい情報などがありましたら、 あてにメールください。

6.1 問題解決 − 2つ以上のメモリがある場合

テストの間、2つの不良メモリと2つの良いメモリを使ったことがあります。これらを無作為にメモリバンクに取り付けて(私のマザーボードは4つまでの SDRAM-DIMM を取り付けることができました)、memtest を動かしました。 それから、メモリを別な組み合わせで再度取り付けたところ memtest は全く異なる不良領域を RAM に見つけてしまったのです。badram コマンドラインは当然ちがうのですが、ロックされるべき領域自体が違っていました。不正として扱われたページから突然問題なくなったり、あるいはその逆もありました。 これは私がなにか取り付けで間違いをしたからではなく、使い方の問題だったのです。私はBIOS の自動構成機能を禁止していたにも関わらず、違ったメモリのタイミングモードでテストをしていたのです。

こんなこともありますので、メモリモジュールを取り付けるバンクを変えるときには気をつけましょう。 もし変える場合は、この組み合わせは自分が確証をもてるものだけにしておきましょう(訳注:どこに何をさしたか、モジュールに印を付けるとか、メモを取るなどして、ということでしょう)。

これはまだ未解決な事項です。悲しいことに、メモリモジュールが実際にどう使われているかに関する知識はまだ十分ではありません。

6.2 毎回様子の異なる不良メモリ

私は非常に不思議なメモリを一つ持っています。それは 64MB の SDRAM-DIMM RAM で、PC-100 規格でアクセスタイムは 8ns です。 それだけでは何の不思議もないのですが、これを近所の販売店から買ったときにはおよそ 25% もの不良ページがありました。memtest を実行して、何回か異なるテストを実行すると、突然全ての不良ページが無くなってしまったではありませんか! 今日まで不良であることをしめすパラメータはありませんし、BadRAM ドライバを無効にしても問題なく動いているのです。それから、Wind*ws ではクラッシュすることなく使えています。これは非常に奇妙なことですが、どうしてなのか未だにわかりません。

6.3 Memtest86 をフロッピーディスクに組み込む場合の利点と欠点

Memtest86 をフロッピーディスクに組み込んだ場合の主な利点は次の通り。

主な欠点は次の通り。


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