次のページ 前のページ 目次へ

4. カーネル

次はカーネルの作成である。これは前にやったことがあると思うので、簡単に説明 したい。ブートさせようとするカーネルがあった方が lilo のインストール が楽になる。 ターゲットシステムの usr/src ディレクトリに行って、そこに Linux カー ネルのソースコードを解凍・展開してほしい。そして cd linux として Linux のソースツリーのあるディレクトリに入り、例えば make menuconfig のように好きな方法でカーネルを設定すること。モジュールなしの設定にする とあとの作業が少しだけ簡単になる。モジュールを使う設定にした場合は、Makefile ファイルを開いて、INSTALL_MOD_PATH という項目を見つ け、それを /mnt/target と設定することが必要になる。

次に、make dep; make bzImage とすること。もしモジュールを 設定したのなら、make modules そして make modules_install と すればよい。arch/i386/boot/bzImage にあるカーネルと、 System.map という名前のシステムマップをターゲットシステムのブートディレクトリで ある /mnt/target/boot にコピーする。これで、lilo のインス トールの準備が整った。


次のページ 前のページ 目次へ