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2. GRASS とは?

GRASS (Geographic Resources Analysis Support System)はパブリック・ドメイン のラスター型 GIS です。もちろん ベクター形式のデータも扱うことができます。 また GRASS は画像処理システムでもあり、グラフィック製作システムでもあり ます。米国陸軍技術部隊(the US Army Corps of Engineers)の建築工学研究所 (Constriction Engineering Research Laboratory)(USA/CERL)で開発され、その 他の多くのユーザによって改良されており、世界各国の政府機関や大学、企業で広く 使われています。さまざまな UNIX マシンで動作するように大部分が C 言語で 書かれ、 Linux はその中でも中心になるインプリメンテーションの 1 つです。 GRASS は、以下の機能を持つプログラムを持っています。

GRASS には得意とする分野がいくつもあります。シンプルなユーザ・インタフェー スは、はじめて GIS を学習する者にとって理想的なプラットフォームになります。 ユーザは既存のソース・コードやドキュメント化されている GIS ライブラリのイン タフェース、さらに GRASS のプログラマーズ・マニュアルを調べることによって、 自分の好きなようにコードを書くことができます。つまり GRASS だけでより洗練 された、高度に統合化された環境を実現できます。

他の長所としておげられるのは次の点です。

これに加えて GRASS はその基本設計の特徴になっている強力なコンピュータ支援 機能を使って、環境問題を科学的に分析することもできます(比較的簡単な操作で、 複雑な地図製作を行う機能だけを目的にした GIS とは、まったく異ったアプローチ をとっています)

GRASS はフリーで著作権なしに配付され、これをマシン上でコンパイルして利用 するのが普通です。インターネット経由でダウンロードできるバイナリもいくつか 存在します。もちろん無料で、複雑な手続きも必要ありません。さまざまな種類の UNIX 上で動作します。

訳註:GRASS は ベイラー大学に本部を置く the GRASS Development Team (ベイラー大学、イリノイ大学、ハノーファー大学)が管理しています。 1999 年 10 月 25 日に GPL(Gnu Public License)なソフトウエアとなりました。 詳細を知りたい方は、 http://wgrass.media.osaka-cu.ac.jp/grassh/gnu-release.html を見てください。
この文章は、 Project Assist の GRASS の序文からの引用です。


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