新しい HD で起動しない場合に備えてブートディスクを作っておくこともできます。
なにも入っていないフロッピーディスクを挿入、フォーマットして、ファイルシステムを作成、 マウントします -
fdformat /dev/fd0H1440 mkfs.ext2 /dev/fd0 mount -t ext2 /dev/fd0 /mnt |
Debian の場合. Debian 2.x では /dev/fd0H1440 のかわりに /dev/fd0u1440 を、 Debian 1.x では小文字の h にかえた /dev/fd0h1440 を使います。
Debian の場合. Debian 2.x では fdformat のかわりに superformat を使います。 つぎのエラーが出ますが無視してください。 mformat: command not found. Debian 1.x でもし fdformat がないとき フロッピーがすでにフォーマットされているならそれを省けます。 この場合は mkfs.ext2 コマンドの後ろに -c オプションをつけて異常ブロックをチェックしておきます。
Slackware の場合. /dev/fd0H1440 のかわりに /dev/fd0u1440 を使います。 古いバージョンでは 小文字の h にかえた /dev/fd0h1440 を試してください。
SuSE の場合. /dev/fd0H1440 のかわりに /dev/fd0u1440 を使います。
/boot にある ファイルをすべてフロッピーディスクにコピーします -
cp -dp /boot/* /mnt |
Red Hat の場合. /boot に vmlinux と vmlinuz の両方のファイル(最後の文字が違います)が あるときは vmlinuz の方だけをコピーします。 これは圧縮されているだけで vmlinux と同じです。
Slackware の場合. 次のコマンドを使って /vmlinuz をブートディスクに コピーします - cp /vmlinuz /mnt
/mnt/lilo.conf を以下のように編集します。
boot=/dev/fd0 # フロッピーディスクに LILO をインストールする。 map=/mnt/map # マップファイルの場所 install=/mnt/boot.b # このファイルから(LILO ブートレコードを) # フロッピーディスクのブートセクタへコピーする。 prompt # "LILO boot:"プロンプトの表示 # timeout=50 # デフォルトで 5 秒後に起動させる。 # (単位は 1/10 秒) # image=/mnt/vmlinuz # フロッピーディスク上のLinux カーネルの場所を示す。 # 実際の名称は次のようにバージョンナンバーが # 入っている。 # "vmlinuz-2.0.35" label=linux # 起動するシステムを識別するラベル root=/dev/hda1 # 新しい HD のルートパーティションの場所 # これはハードディスクを入れ替えた後の # システムに合うように修正する。 # いずれ元の HD は取り外されますので # 入れ替えたのちのハードディスクの場所を # 指定します。 read-only # 読み出し専用でまずマウントしファイルシステムの # チェックをする。 |
ブートディスクに LILO をインストールします -
/sbin/lilo -C /mnt/lilo.conf |
-C オプションはどの設定ファイルを使うかを LILO に指定します。
フロッピーディスクをアンマウントします -
umount /mnt |