Chapter 7. Linux Infrared Remote Control (Linux 赤外線リモートコントロール) - LIRC

LIRC は、広く普及している赤外線リモートコントロールに赤外線を送受するためのパッケージです。 LIRC にはシリアルポートに接続されたハードウェアのためのデバイスドライバと、 このデバイスドライバを用いて赤外線信号を受信・解読および送信するためのデーモン、赤外線信号をマウスの動きに変換するマウスデーモン、 およびリモートコントローラでコンピュータを操作するための幾つかのユーザプログラムが含まれています。 赤外線ハードウェアは自作することも、様々な市販品を用いることもできます。 樋口 隆英さんは LIRC についてこう書いています 「凄いソフトで、殆どこれだけで完璧なものに思えます。 但し、このソフトがサポートしているハードウェアは市場に殆ど出回っていません (あるいは特製の回路をハンダ付けで作る必要があります。 これは普通の人には敷居が高いでしょう)。 FastIR ドライバに家電品の赤外線向けサポートが実装されるか、 なんらかの共通 API (例えば raw IrSocket とか共通 ioctl とか) が できれば、LIRC はずっと普及すると思います」