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3. lesstifのコンフィギュレーション

 lesstif のコンフィギュレーションは今回 GNU autoconf によって処理され ています。[ヒストリカルノート:ある時期 Paul Hoad によって寄与された Imakefile パッケージを使用していましたが、現在このパッケージは使用して いません]

 あなたのシステムに適合させるために lesstif をコンフィギュレーション するには「configure」とタイプするだけです。なおコンフィギュレーション は lesstif をビルドするために必要な設定を正確に実施するべきですが、冗 長に指定すると失敗する可能性があります。

 コンフィギュレーションではあなたのマシン上から次の2つの項目を探しま す。

 コンフィギュレーション中にこれらを見つけた場合は、どこにあったかを画 面に表示します。逆に見つけることができなかった場合はコンフィギュレーショ ンするために改めてコマンドライン上で下記のオプションを使ってパスを指定 してください。次の2つのオプションはX関連のパスを指定するために使用し てください:

--x-includes
--x-libraries

 また Motif 関連のパスを指定するには次を使用してください:

--with-motif-includes
--with-motif-libraries

注釈 :あなたのシステムに Motif がなくても心配する必要はありません。ク ライアント(mwm など)とテストプログラム(lesstif をインストールすると 同時に付いてきます)は lesstif か Motif のどちらかにリンクされていれば いいのです。なお Motif のバイナリは .motif の拡張子を持ち、lesstif が Motif 互換であることを確認するために使用することもできます。

 これらのフラッグにはファイルのパスをセットしなければならないのですが、 そのような場合は:

configure --x-includes=/usr/local/X11R5/include
の様に指定してください。他のフラグもこれと同様にパスを設定してください。

注釈: コンフィギュレーションがシステム上の X 又は Motif を探し出せな かった時は、インクルードパスとライブラリパスの両方を指定しなければなり ません。

 コマンドライン上で使用可能な他のフラグもあります。以下のフラッグに対 しては「yes」又は「no」を指定することができます:

--with-gcc
--with-gmake
--with-shared
--with-static
--with-textXm
--with-testMrm


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