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3. はじめに

3.1 InterMezzo は何ですか?

InterMezzo は多数のコンピュータ上に存在する folder collection, 別名 fileset の複製を維持するファイルシステムです。修正のログを 構築し他のノードへそのログを広めることにより、同期してこれらの複製を保持 します。複製への関与を示すコンピュータは fileset の レピリケータ と呼ばれます。InterMezzo は、レプリケータでの更新を交換する際に組織だった 役割を果たす、fileset のためのサーバが一つあります。

InterMezzo にはdisconnected operation (切断時の動作) があり、つ まり、不通となっていたチャネルが復旧した時に forwarded が必要な すべての更新を覚えておくために、ログ を管理します。コンフィグレー ションパラメータで conflicting updates (競合する更新) の回避を 設定しない場合、disconnected operation の間に conflicting updates が起きる可能性があるので、これはベストエフォート型同期です。

InterMezzo は全データの記憶域として既存のディスクファイルシステムを使用 します。現時点で ext3 をサポートしますが、間もなく ReiserFS お よび XFS をサポートするでしょう。ext3 にフォーマットされたディスクボリュー ムが ext3 の代わりにファイルシステムタイプ InterMezzo でマウントされたな ら、InterMezzo ソフトウェアはファイルシステムへのアクセスをすべて管理し 始めます。それは、修正のログを記録し、ディスクファイルシステム を修正するための 許可 を確認し、connected operation 中の競合す る更新を回避します。

InterMezzo は基礎的な内部のファイル転送の仕組みか、もしくは rsync プ ロトコル ( Rsync ウェブサイトを参照してください) を使うことができます。

3.2 バージョン1.0.4での制限

セキュリティ

今のところ、信頼されたネットワーク上でのみ InterMezzo を実行するべきです - 複製に関わるシステム上のルートユーザは等しく信頼される必要があります。 システムに組込まれた rudumentary security がまだありますが、これは (root squash のない) NFS セキュリティと似たようなものです。信頼されたネットワー クを得る良い方法は IPSEC (FreeSwan http://www.freeswan.org を参 照してください)、CIPE (http://sites.inka.de/sites/bigred/devel/cipe.html を参照してく ださい)、SSH トンネルを使うことです。SSL ユーティリティ stunnel はデーモ ンを再接続試行でたくさん生成するので、多少難しいかもしれません。POSIX ACL の複製は 2.2 カーネルで利用でき、2.4 向けはまもなく出ます。時 がたつにつれ、セキュリティの向上がなされるでしょう。

リカバリ

今のところ、システムは Ext3 と組合わされたジャーナ ルリカバリがあります。システムがクラッシュした後、分散された状態を含む KML, LML last_rcvd ファイルを持ったローカルディスクシステムは自動的に復 旧するでしょう。相手をともなったリカバリも普通にシームレスに行われるよう になるでしょう。

競合の扱い

現状システムは悲観主義ではなく厳格主義的な競合検 出を行う競合ハンドラを持っていません。もっと広範な競合解決ツールは開発が 続けられ、次のメジャーリリースで利用できるはずです。disconnected operation の期間の後に再接続する場合だけ競合が起き、競合はクライアントだ けで起きる可能性があるシステムの設計になっています。

Fetch on demand

当面、InterMezzo は全ファイルシステムを複製 します。しかしながら、Fetch on demand システムは将来のバージョンで登場し、 ファイルシステムの部分的な複製ができるようになるでしょう。この最初のバー ジョンはメタデータ (ディレクトリおよび inode すべて) の複製ではなく、 fetch file data on demand になるでしょう。部分的なメタデータの変更は将来 のバージョンで実装されるかもしれません。


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