1.1. 一般的な情報

1.1.1. JG とは何か

JG (Japanese Games and amusements) は Linux 用に移植・開発された日本語環境で動くゲームやお遊びのソフト [1] を集めたもので、RedHat ベースの 日本語環境である Vine Linux に加えるように整理されています。基本的には バイナリと同時にソースコードで配布されますので、不具合などがあれば、そ の場でソースコードを修正することも可能です。個々のパッケージは、RedHat と同様に rpm 形式でパッケージングされています。

1.1.2. 何が含まれているのか

Linux での日本語環境で動くゲームやお遊びソフトのためのパッケージです。 基本的には、

  1. tty ベースのもの

  2. Emacs 上で動くもの

  3. X Window System上で動くもの

の3種類に分類されます。1 のソフトは、Linux 上の漢 字コンソールである kon か、 kterm 上で遊ぶことができます。2 のソフト は e-lispで記述されているので、Emacs 上で遊ぶことができます。3 のソフ トは Linux 上の XFree86-3.3.6 [2] 以降の版の上で遊ぶことができます。

JG 内に含まれている各ソフトウェアに関する権利はその元となっているパッ ケージの所有者にあります。RPMのパッケージングポリシーに沿って、 /usr/doc/<package name>-<version> 以下に置かれているファイルに各ソフト ウェアに付属するドキュメントファイルが展開されますので、パッケージの著 作権や遊び方などはそちらを参照してください。

また、各ソフトウェアの不具合は JG に起因する可能性がありますので、必 ず後述するJG の窓口へお問い合わせください。

Warning

オリジナルパッケージの作者 への直接の問い合わせは絶対に行わないでください。

1.1.3. 必要な環境

JG の最新バージョンは 1.0 です。

現在 JG は RedHat-6.1 ベースの Vine Linux 2.0 [3] がインストールさ れていると仮定して作られています。したがって、Linux の共有ライブラリ glibc-2.1.2 以上が必要です。また、X Window System ベースのソフトは 基 本的にLinux 上の XFree86-3.3.6 以降の版がインストールされていることを 前提としています。また、各ソフトウェアは色数を消費するものが多いので、 X サーバはできるだけ 16bpp 以上で起動することをお勧めします。

また、JG の各ソフトウェアは、Vine Linux と同じく日本語 EUC 環境で動 かすことを前提としています。

Notes

[1]

外国生まれのゲームは今後 RedHat に入れられる可能性が高いので、基 本的には JG では扱っていません。

[2]

JG の各ソフトウェアはXFree86-3.3.6上でmakeされています。

[3]

Vine Linux 2.0 は、 ftp://ftp.ryukyu.ad.jp/pub/Vine で公開されています。