アプリケーションの作成やディストリビューションの構成、またバイナリ配 布のコンパイル・オプションには以下の方針を取るのが望ましい。
非ロケールアプリケーションもロケールアプリケーションとスムーズに 連用するために、どれか一つの文字コードのみを扱う場合には「日本語 EUC」が扱えるようにする。ただし他の環境と情報をやりとりすること を主目的としたプログラムはこの限りではない。
日本語マニュアルやドキュメントはできる限り「日本語 EUC」で提供す る。
ロケールとは異なる独自の手法で複数の文字コードが扱える日本語アプ リケーションでも文字コード指定が省略された場合には「日本語 EUC」 が指定されたように動作する。
当面、ファイル名およびディレクトリ名には日本語は使用しない。現時 点で敢えて日本語を使用する場合には「日本語 EUC」にする。ただしこ の規定は将来変更される可能性が高い。
ディストリビューション等で日本語ユーザ環境のデフォルトを準備する 場合には LANG=ja_JP.eucJP とする。
ja_JP.eucJP ではユーザ定義文字(いわゆる外字)はサポートしない。 ユーザ定義文字が必要な場合は別ロケール名称を用いる。