ここでのロケール名称とは環境変数 LANG や LC_ALL 等に設定すべき値であ り、 C ライブラリ関数 setlocale() に与えるべき値である。
・Linux における日本語環境において使用する文字コードは日本語 EUC と し、そのロケール名称は
ja_JP.eucJP |
を推奨する。eucJP の部分の大文字/小文字の区別を期待しないことが望 ましい。
その他の名称に関しては以下の指針を示す。
現時点では ja_JP.eucJP の別名として解釈することが望 ましい。この規定は主流となる文字コードの変更に伴って、 将来変更される可能性が高い。
ja_JP.eucJP の別名とみなす。今後の使用は推奨されない が歴史的な経緯から当面は使用可能とするのが望ましい。
文字コードとして shift JIS を使用する場合のロケール 名称とする。
文字コードとして ISO-2022-JP を使用する場合のロ ケール名称とする。実質的にはサポートされないと思われ る。
文字コードとして UTF-8 を使用する場合のロケール名称 とする。現状では実質的にサポートされていない。
ロケール名称としては使用しないことを推奨する。しかし ながら現時点では互換性の目的で、他に特に指定がない場 合には ja_JP.eucJP が指定されたかのように動作するこ とが望ましい。この規定も将来変更される可能性が高い。
ロケール名称として推奨しない。
ロケール名称として推奨しない。
ロケール名称として推奨しない。
ロケール名称として推奨しない。
補足: これまで Linux で広く使用されてきた ja_JP.ujis を廃して、敢えて ja_JP.eucJP を推薦するのは以下の理由からである。
ujis は通産省のシグマプロジェクト用に規定された名称であるが、現 時点では linux 以外の環境で全く使用されていない。既に過去の遺物 の感がある。
一方で eucJP は UNIX のベンダー団体である OpenGroup (旧 X/Open, OSF 及び UI を含む)で採用され幅広く使用されている。また XFree86 などを含む多くの open source プロジェクトで採用されつつあるため、 現時点で労を厭わず足並を揃えておく方が将来のために良い。
日本語 EUC の名称として ujis は eucJP に比べて直感的でない。