6. kerneld の動作を監視する方法

あらゆる事柄を試してみても、カーネルが kerneld に対して何をさせようと しているのかが分からない場合、kerneld が受け取っているリクエスト を確認して、/etc/conf.modules に何を書き込む べきかを理解する手段があります。kdstat ユーティリティです。

この気の利いたプログラムは、module のパッケージに同梱されている のですが、デフォルトではコンパイルもインストールもされません。 ビルドするには、kerneld のソースコードがあるディレクトリに移動 して、make kdstat と打ち込んでください。 そして、kerneld に動作情報を表示させるために、kdstat debug を実行すると、kerneld は自己の動作に関する メッセージをコンソールに出力します。この状態で、使いたいコマンド を実行すると、該当する kerneld へのリクエストを見ることが できます。このリクエストを /etc/conf.modules に書き込んで、そのジョブを実行するのに必要な モジュールへのエイリアスを通すと、設定ができます。

デバッギングを終了するには、/sbin/kdstat nodebug を実行してください。