次のページ 前のページ 目次へ

8. LBXはどのようにスタートされるか

OK、ここまで来れば実行するのはいたって簡単です。以下の文章で LOCAL と REMOTEをそれぞれローカルワークステーションとリモートシステムの名前に 置き換えて話しをすすめます(混同しないように!)。

LOCAL側:

  1. Xサーバをスタートします。
  2. リモートシステム側でアクセスが許可されているかをXサーバで確認します。 ホストリスト(host-list)法を使って、xhost +REMOTEと入力して下さい。 もしxauthを使っているならもう少し作業する必要があります (詳しくはxauth(1) manページを見て下さい)。 もしリモートXアクセスのパーミッション設定についてよくわからない場合は Remote X Apps Mini-HOWTOを参照しましょう。

REMOTE側:

  1. lbxproxyをスタートさせて、以下のようにLOCAL X サーバへ フォワードさせるようにします。
      $ lbxproxy -display LOCAL:0 :1 &
    
    これはlbxproxyに、REMOTEシステムの:1ディスプレイを使うように 指示しています。もし>1ディスプレイをすでに使っているなら:2 など別のディスプレイを指定します。
  2. ノーマルディスプレイのかわりにDISPLAY変数をlbxproxyが与えている ディスプレイに設定します(訳注:bash系はこちら)。
      $ DISPLAY=:1
      $ export DISPLAY
    
    あるいはcsh(やcshクローン)なら
      % setenv DISPLAY :1
    
    とします。
  3. ここでxauthを使っている場合は、ローカルにcookieが使えるかどうか確認する 必要があります。詳しくは Remote X Apps Mini-HOWTOを参照。
  4. Xアプリケーションを起動します!

こうして:1ディスプレイに表示される全てのXアプリケーションはLBXを 使うようになります。もちろんLOCAL:0としてXアプリケーションを使うことも できますし併用して使うこともできます。


次のページ 前のページ 目次へ