7.2. HTML 出力ファイルのファイル名を指定する

個別の HTML ファイルを出力する場合、SGML 処理系は、デフォルトで、 恣意的なファイル名しか付けません。これでは、読者がページをブックマーク しておいてもすぐに変更されてしまいますし、あなたもどれがどのファイルなの か分からなくなって、紛らわしいでしょう。理由はどうであれ、ここでは、 個別の出力ファイルに好きな名前を付ける方法を紹介します。

<article> タグを最初に置く場合( これはひとつだけのはずです。)、そこに id パラメータを書き込んで、その値を index とします。そうすると、タグは次のようになります。

<article id="index">

最初に <chapter> タグを置く場合、 このタグ内の内容は通常イントロダクションとなるでしょうし、これは文書内の最初 に置きたいと思うでしょうから、修正しないでください [1]。それ以外の 個々の <section> タグについては、 id パラメータとその名前を書き込んでください。名前には、アルファベットと 数字だけを使うようにし、内容が理解できる程度の短い名前にしてください。

<chapter id="tips">

Notes

[1]

(訳注: この文書(原文)の SGML ソースでは、最初に <book> タグを無修正で置き、その中での最初の <chapter><chapter id="aboutthisguide"> としています。トップレベル・エレメント( LDP では、比較的短い文書 には <article> が、長めの文書には <book> が使われることが多いようです。) に応じて適宜読み替えてください。)