もし「 新しいカーネルの構築」の章で触れたように、 カーネルを Sun ディスクラベルと UFS をサポートするように構築しているのなら、 Solaris パーティションをマウントする事ができます。 カーネルのブート中に、次の様なメッセージを目にするでしょう -
hda: [PTBL] [523/255/63] hda1 hda2 < hda5 hda6 hda7 hda8 > hda3 <Polaris: [s0] hda9 [s1] hda10 [s2] hda11 [s3] hda12 [s6] hda13 [s7] hda14>このケースでは、パーティション 3 (
hda3
) は、
6つのスライス (s0,s1,s2,s3,s6,s7) をもつ Solaris パーティションを意味し
ます。これらのスライスは、Linux において、hda9
から
hda14
のデバイスとして認識されます。
Solaris のパーティションを、マウントしてみましょう。
UFS パーティションをマウントする時には、常に -oufstype=
の指定
が必要です。このケースでは、-oufstype=sunx86
となります。
つまり、パーティションをマウントするコマンドは、この様になります -
mount -oufstype=sunx86 /dev/hda14 /mntさあ、パーティションを確認してみましょう。 注意点 - UFS パーティションに対しての書き込みは、まだ実験的 なものです。お願いですから、UFS パーティションに書き込んだデータを信用し ないようにしてください。
もし、Solaris パーティションをブート時に自動でマウントするよ うにしたければ、次の様な行を /etc/fstab に加えてください。
/dev/hda14 /solaris ufs ufstype=sunx86 0 0
当たり前の事ですけど、データを共有するには他の手段もあります -
私は、フロッピーディスクのどのファイルシステムが Solaris で使えるのか知りません。 知っていたらメールをください。
Solaris は NFS が利用できます。Linux も NFS が使えます。 この方法は、データを共有するには一番良い方法かもしれませんね。