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6. データの共有

6.1 共有パーティションを使う

もし「 新しいカーネルの構築」の章で触れたように、 カーネルを Sun ディスクラベルと UFS をサポートするように構築しているのなら、 Solaris パーティションをマウントする事ができます。 カーネルのブート中に、次の様なメッセージを目にするでしょう -

  hda: [PTBL] [523/255/63] hda1 hda2 < hda5 hda6 hda7 hda8 > hda3 <Polaris: [s0]
  hda9 [s1] hda10 [s2] hda11 [s3] hda12 [s6] hda13 [s7] hda14>
このケースでは、パーティション 3 (hda3) は、 6つのスライス (s0,s1,s2,s3,s6,s7) をもつ Solaris パーティションを意味し ます。これらのスライスは、Linux において、hda9 から hda14 のデバイスとして認識されます。

Solaris のパーティションを、マウントしてみましょう。 UFS パーティションをマウントする時には、常に -oufstype= の指定 が必要です。このケースでは、-oufstype=sunx86 となります。 つまり、パーティションをマウントするコマンドは、この様になります -

  mount -oufstype=sunx86 /dev/hda14 /mnt
さあ、パーティションを確認してみましょう。 注意点 - UFS パーティションに対しての書き込みは、まだ実験的 なものです。お願いですから、UFS パーティションに書き込んだデータを信用し ないようにしてください。

もし、Solaris パーティションをブート時に自動でマウントするよ うにしたければ、次の様な行を /etc/fstab に加えてください。

  /dev/hda14 /solaris ufs ufstype=sunx86 0 0

6.2 その他の手段

当たり前の事ですけど、データを共有するには他の手段もあります -

フロッピーディスク

私は、フロッピーディスクのどのファイルシステムが Solaris で使えるのか知りません。 知っていたらメールをください。

ネットワーク経由

Solaris は NFS が利用できます。Linux も NFS が使えます。 この方法は、データを共有するには一番良い方法かもしれませんね。


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