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4. Mutt の設定

以下の行は Mutt を基本的な方法で使い始めるための実例で、 エイリアスファイル、送信済みメッセージ、送信待ちメッセージの各々へのパスを 含んでいます。これをさらに、Mutt のマニュアルの指示や、 /usr/doc/mutt/ または /usr/doc/mutt-i/ の内容に留意し ながら自分用に設定していくことができます。 (訳注: /usr/share/doc/mutt-doc 等にも文書があるかもしれません。 sample.muttrc, sample.muttrc-tlr 等も参考になるはずです)

簡単な ~/.muttrc の例

set folder=~/Mail
set alias_file=.alias
set postponed=.postponed
set record=SendMessages
set signature=.signature
my_hdr From: 姓 名 <名前@ドメイン名.com>
source =.alias
(訳注: 日本語を使うときには EUC-JP で保存する必要があるかもしれません)

~/Mail というディレクトリが存在している必要があります。 これは .muttrc 設定ファイルで「イコール」記号で表わされるものです (つまり =.aliasMutt にとっての ~/Mail/.alias であり、=.postponedMutt には ~/Mail/.postponed のことなのです)。しかしながら、それらのファイルを別の場所に置くことも 可能です。使う権限のあるディレクトリの場所を ~/.muttrc に指定すればよいのです。

さらに、my_hdr の行に名前と必要な電子メールアドレスを入力して、 自分用にすることも必要になります。~/Mail/.signature ファイル には、あらゆる送信メールに現われることになる署名を書いておくことができます。

この設定ファイルは最終的には巨大なものになりかねません。それで普通は いくつかのコマンドごとに分割して、別々のファイルにしておきます。さしあたり、 PGP または GnuPG の設定の行を簡単に分離できますし、あとで 自分用に設定するキーボードマクロも分離できます。そうするために、下記の行を ~/.muttrc ファイルに追加することが必要になってきます:

source = ~/Mail/.mutt.macros
source = ~/Mail/.gnupgp.mutt

この場合 ~/Mail/.mutt.macros~/Mail/.gnupgp.mutt というファイルを使うので、 後述するキーボードマクロと PGP または GnuPG の設定をそこに 入れる必要があります。

Mutt の使用と設定、また新機能に関して、さらなる膨大で完全な情報を 得るには、Mutt のマニュアル http://www.mutt.orgをご覧ください。 (訳注: 日本語のマニュアルもあります)


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