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1. はじめに

Microsoft Outlook Express 等の形式から Unix の形式に変換するプログラム は存在しますが、Outlook の利用者にはもう少し挑戦となる事柄があります。

Outlook が .PST ファイルに使う、Jet と呼ばれるデータベース書式は ここの文書に書かれています。

http://msdn.microsoft.com/library/techart/olexcoutlk.htm

けれども、まだ変換プログラムを書いていないプログラマをやる気にさせる ようなものは、何もないようです。

幸い、Outlook は IMAP メールサーバと話すことが可能ですから、 古いメールを IMAP サーバ上に保存することができます。それで、メールを 普通の形式に変換する一つの簡単な方法は、Linux マシンに IMAP サーバを インストールしてそこに電子メールをすべて転送することです。

1.1 ほかの方法

多くは商用ソフトですが、変換ユーティリティのリストがここにあります。

http://www.emailman.com/conversion/index.html

特に Kmailcvt というプログラムが Outlook のメールボックスを変換できる ようになったと宣言されてきました。しかし、Kmailcvt は確かに Outlook Express のメールボックスは変換できるとはいえ、この宣言が 100% 本当だと 確信することはできません。Outlook Express のメールボックスは Outlook の とはまったく異なっているのです。それで、もしこれがはっきりしたら、 どうか教えてください。

Netscape が (たぶん Mozilla もでしょうけど) 簡単に Outlook のメール ボックスをインポートできると聞いたこともあります。唯一のデータの欠損は 送信メールの宛て先が消えてしまうということですが、あとのヘッダは保存 されます。しかしやはり、Outlook と Outlook Express との間に混同が見られる ため、そして私が本質的に怠け者で実際にその手順を試してみていないために、 これも本当かどうかわかりません。それで、もしもわかったなら、どうか お知らせください。

1.2 著作権

Copyright (c) 2001 by Greg Lindahl

どうぞこの文書をあらゆる形態で自由に複写したり配布 (売ったりあげたり) してください。求められているのは修正や注解をこの文書の保守管理者に 送ることです。派生した作品をつくって配布するときには、

もし翻訳以外の派生した作品をつくろうと考えているなら、現在の保守管理者と 計画を討議することが求められています。

1.3 免責事項

この文書に含まれる情報は、自分の責任において用いてください。 私はこの文書の内容へのいかなる潜在的な義務をも放棄します。この文書の 概念、例、およびその他の内容の使用はまったく各自の責任にあります。

特に断りのないかぎり、すべての著作権はその所有者にあります。 この文書における表現の用法が、なんらかの商標の 合法性に影響するものと考えるべきではありません。

(この文書における) 製品やブランドの特定の呼称が、それを支持するもの とみなされるべきではありません。

主要なインストール作業の前にシステムのバックアップをとること、そして 定期的にシステムをバックアップすることが強く勧められています。

電子レンジに猫を入れて作動させてはいけません。

1.4 新着情報

1.01: inetd/xinetd の解説におけるちょっとした入力ミスを修正。

1.10: Kmailcvt と Netscape についての情報と、Outlook が Excange の モードになっているときにどうやって IMAP サーバと話させるかの情報を追加。


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