最初に筆者が走らせたカーネルには、ppp が入っていなかったので、ppp サポートを指定してコンパイルし直す必要がありました。カーネルに ppp が入 っているかどうか調べるには、次のコマンドを使います:
% dmesg|grep -i ppp
カーネルが ppp をサポートしている場合、次のようなメッセージを表示します:
PPP: version 0.2.7 (4 channels) NEW_TTY_DRIVERS OPTIMIZE_FLAGS
PPP line discipline registered.
カーネルが ppp をサポートしていない場合には、以下のコマンドでカーネル をコンパイルして下さい:
# cd /usr/src/linux
# make config # configの設定をします。以下を参照のこと。
# make dep
# make clean
# make zImage
# cp ./arch/i386/boot/zImage /vmlinuz
# cd /etc
# lilo
すべてがうまくいったらリブートした際に上記のようなメッセージが見える はずです。
"make config
"コマンドを実行するとたくさんの質問に答えなければなりま
せんが、以下の項目には必ず yes と答えてください:
CONFIG_NET
CONFIG_INET
CONFIG_NETDEVICES
CONFIG_PPP
[注意:カーネルのコンフィギュアとコンパイルは、数多くのハードウェアの 組合せがあるため、非常に込み入った作業となります。上記の項目は、その中 のほんの一部です。]
実際に接続する前に筆者は、次のようなネットワークのパッケージをインス トールする必要がありました:
筆者は、ソースをインストールしてコンパイルし、コンパイルしてできたバイ ナリーとコンフィギュレーション・ファイルをインストールしましたが、最初 からバイナリーとコンフィギュレーション・ファイルをインストールしてもか まいません。