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2. インストール

2.1 ppp のカーネルへの追加

最初に筆者が走らせたカーネルには、ppp が入っていなかったので、ppp サポートを指定してコンパイルし直す必要がありました。カーネルに ppp が入 っているかどうか調べるには、次のコマンドを使います:

% dmesg|grep -i ppp

カーネルが ppp をサポートしている場合、次のようなメッセージを表示します:

PPP: version 0.2.7 (4 channels) NEW_TTY_DRIVERS OPTIMIZE_FLAGS
PPP line discipline registered.

カーネルが ppp をサポートしていない場合には、以下のコマンドでカーネル をコンパイルして下さい:

# cd /usr/src/linux
# make config       # configの設定をします。以下を参照のこと。
# make dep
# make clean
# make zImage
# cp ./arch/i386/boot/zImage /vmlinuz
# cd /etc
# lilo

すべてがうまくいったらリブートした際に上記のようなメッセージが見える はずです。

"make config"コマンドを実行するとたくさんの質問に答えなければなりま せんが、以下の項目には必ず yes と答えてください:

[注意:カーネルのコンフィギュアとコンパイルは、数多くのハードウェアの 組合せがあるため、非常に込み入った作業となります。上記の項目は、その中 のほんの一部です。]

2.2 ネットワーク・ツールとデーモンのインストール

実際に接続する前に筆者は、次のようなネットワークのパッケージをインス トールする必要がありました:

筆者は、ソースをインストールしてコンパイルし、コンパイルしてできたバイ ナリーとコンフィギュレーション・ファイルをインストールしましたが、最初 からバイナリーとコンフィギュレーション・ファイルをインストールしてもか まいません。


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