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4. Pilot用のソフトウエアを開発するためのツールについて。

4.1 prc-tools

prc-tools パッケージは、FSF GNU ユーティリティから派生した開発環境 一揃いです。コンパイラ、デバッガといくつかの特別なツールから構成されて います。(訳注: GUIを構成するためのリソースコンパイラ pilrc も含まれて います。訳者もこの環境で開発しています。素晴らしい環境です。)

ドキュメントは少々不足していますが、次の Pilot Software Development ウェブページが補ってくれるかもしれません: http://www.massena.com/darrin/pilot/

prc-tools をインストールする。

prc-tools の最新版は以下の場所からダウンロードできます: ftp://ryeham.ee.ryerson.ca/pub/PalmOS

GNU ツールは次の場所から: ftp://prep.ai.mit.edu/pub/gnu binutils-2.7.tar.gz, gcc-2.7.2.2.tar.gz, gdb-4.16.tar.gz をゲットして ください。ここで示した GNU ツールのバージョン番号は、prc-tools の リリース 0.5.0 に対応したバージョンです。より新しい prc-tools には、 もっと新しいバージョンの GNU ツールが必要かもしれません。

これらのすべての配布パッケージをひとつのディレクトリに置きます。 prc-tools の配布パッケージだけを解凍(Unpack)します。他のパッケージ に関しては、prc-tools の Makefile が面倒をみてくれますから。 デフォールトでは prc-tools は /usr/loccal/gnu にインストールされる ようになっています。もし、その他の場所にインストールしたい場合には Makefile の中の、INSTALLDIR の値を変更してください。 コンパイルの手順は:

tar -xvzf prc-tools.0.5.0.tar.gz
cd prc-tools-0.5.0
(必要なら Makefile をエディットする。)
make doeverything

です。

prc-tools を使う。

prc-tools の一般的な使い方を学ぶには、example ディレクトリの下のファイル が役にたつでしょう。特に Makefile。PilRC のドキュメントは、prc-tools バージョン 0.5.0 に含まれている、 pilrc1.5/doc/pilrc.htm にあります。 (訳注: pilrc は現在 v2.0 となり、圧縮ビットマップのサポートをはじめとして、 めざましい進歩をとげております。ぜひ最新版を使うことをお勧めします。) PilRC のホームページは: http://www.scumby.com/scumbysoft/pilot/pilrc/ です。


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