2.5. 端末あるいは端末エミュレータを設定する

使う端末は、シリアルパラメータに合わせて設定して下さい。 データビットやパリティビット、 それにストップビットが一致しなければなりません。 最近の‘スマート’モデムを使う場合は、 ビットスピードを合わせる必要はありません。 ダムモデムやあるいはヌルモデムケーブルを使用する場合は、 ビットスピードを合わせる必要があります。

CTS/RTS のハンドシェークはオンにして、 DTR/DSR のハンドシェークはオフに、 そして XON/XOFF のハンドシェークもオフにしてください。 お使いの装置では、 CTS/RTS のハンドシェークや DTR/DSR のハンドシェークを‘ハードウェアハンドシェーク’ と呼んでいるかも知れません。 また、XON/XOFF ハンドシェークのことを、 ‘ソフトウェアハンドシェーク’と呼んでいることもあります。

行は自動的に折り返すように設定して下さい。 これで長いコンソールメッセージが読めるようになります。

受け取った行末文字は LF CR (つまり行送りしてから改行する)に設定して下さい。 送信する場合の行末文字は CR(改行)だけにしてください。

端末エミュレータを使う場合に一番良いのは、 一般的な DEC VT100 端末か VT102 端末をエミュレートすることです。 DEC VT シリーズの、 それ以降の端末は VT100 と互換性があります。 この端末が使えない場合は、 ANSI X3.64-1979 Additional Controls for Use with American National Standard Code for Information Interchange (あるいはその後継の ISO/IEC 6429:1992 ISO Information technology — Control functions for coded character sets) を実装している、 別の端末をエミュレートしてみて下さい。例えば、多くのエミュレータには ANSI BBS という端末があり、これは IBM PC の文字セットと、 16 色の IBM PC カラー、 それに 80 桁 25 行の画面と X3.64-1979 の制御シーケンスを備えています。

端末の設定に関する詳細は、 Text-Terminal-HOWTO を参照して下さい。 [1]

Notes

[1]

邦訳は、 Text-Terminal-HOWTO です。