次のページ 前のページ 目次へ

11. 映像出力

11.1 へッドダウン表示装置

腕時計型

市販の製品

Seiko、Citizen、Casio などいくつかのメーカーがコンピュータに 接続できる腕時計型のものを製造しています(Seiko が 1982 年に プロトタイプの腕時計型テレビ(白黒 LCD )を発表したのを覚えています)。

Casio は 様々な腕時計を販売していますが、そのいくつかは時刻以外のものも 表示でき、ウェアラブルと言ってもよいかもしれません。関心のあるものには -

腕時計型コンピュータ

1998年に S. Mann は 腕時計型 ビデオ会議用コンピュータを披露しました。これには GNU/Linux が搭載 されていて、XF86 サーバーが稼働しています。腕時計にはピンホールカメラが 装備されています。控え目に言ってもこのデバイスには感動します。この ソフトウェアのいくつかは GPL 化されていて ダウンロード できます。

これは 4行 LCD表示が可能でシリアルポートでラップトップに 接続します(多くの出版物やオンラインマガジンに構造が掲載されて います)。

PDA タイプ

ウェアラブルにとって PDA は、データの送信や表示用として経済的で 効率的な方法です。実際、VT100 エミュレーションプログラムと シリアルリンクをもつ PDA がターミナルとして効率的に使用されています (著者はデスクトップ用ターミナルとして HP200LX を使って kermit を動かしてうまく動いていますし、ディスプレーが壊れたときの緊急用 にもなっています)。

11.2 へッドアップ表示装置

阻害感のある装置かそうでないかは装着者が判断することではなくて 相手の判断にかかっています。阻害感があるのは装着者の眼を見ることが できないからです。

阻害感のある表示装置

LED を使った簡単な装置

点滅 LED を使用してデバイスから情報を取り出そうとする人もいます。 これは考えられる限りで最も簡単な表示方法です。1 つかまたは 1 列の 点滅 LED を使用します。

Sony GLASSTRON

Sony が Glasstron というデバイスを販売しています。 パリ、モンパルナスの FNAC で glasstron 55 を 13999フラン 、約 2333米ドル)で販売しています。

M1

M1 は Tekgear が製造しています。

VRD ( 仮想網膜表示装置 )

Microvison が製造しているこのデバイスは、LED レーザーで画像を装着者の網膜に 直接投影します。1999年の夏、米国海軍がハワイでこの実験をしました。 (陸軍の現状を参照)

阻害感のない表示装置

Microptical 社が、複合眼鏡表示(Invisible Monitor)とクリップ装着表示(Clip-On Monitor)の2つの表示装置を製造しています。


次のページ 前のページ 目次へ