注意: この文書はかなり以前に書かれたものなので、 いまどきの Linux 環境にはあてはまらない箇所があります。 (JF Project)
この最新版の Mini-How-To は LISC (the Linux Internet Support Cooperative) について簡単に説明するものです。ところで、私たちの所在地 はまた変更になっています。小さいけれど自分たちで IRC ネットワークを運 営できるようになりました。とはいってもいまのところ、サーバマシンは1台 だけですが。サーバのホスト名は irc.linpeople.org です。今回の変更がた ぶん最終なもので、近い将来にはこれ以上変更はないでしょう。少なくとも IRC を別のもっと自由度の高い会話用のプロトコルに置き換えるまではこのま まいきます。
これから出す版は comp.os.linux.answers に投稿し、常時利用できる ftp サイトにも置く予定です。追加情報については、私宛 email ``lilo <TaRDiS@Mail.UTexas.EDU>'' で確認してください。だけど、私がいる場所を 探す最もいい方法はオンラインで私を見つけることだよ。
LISC というのは、the Linux Internet Support Cooperative の略で、 IRC(Internet Relay Chat) を利用して、Linux の新しいユーザーと経験のあ るユーザーに、親切なオンラインサポートを提供し問題解決の援助をする気楽 なグループです。サーバ irc.linpeople.org 上の #LinPeople IRC チャンネ ルで出会うことができます。
誰がLISC を運営しているかということですが、強いて名前をあげるなら私 lilo ということになるでしょうか。私は、#Linload チャンネルの設備と irc.linpeople.org のサーバ を維持する自動装置を調整しています。これら の設備は数名のインターネットシステムの管理者たちの好意的な援助を受けて 運営されています。
LISC は すでにある Linux IRCネットワークとチャンネル上で行うにはうま くいかないと思われる要求に答えて1年ほど前に発足しました。チャンネルオ ペレーターたちはしばしば、Linux についての問題で、とりわけ使いはじめた ばかりの人たちを助けるよりも、きつくあたったり、追い出したりすることに 関心を持つように思います。
#LinPeople は Linux の新米ユーザーや経験を持った者、そして開発者たち が Linux 関連の話題で話し合いができる気楽な環境です。人間味のあるオペ レータはめったにいないものですが、私たちは人間的なオペレーターである必 要があります。そうすればあなたの Linux の問題に私たちはいつでも援助出 来ます。
多くのユーザー、とくに Unix 風 OS に慣れていない新しいユーザーは、辛 抱強い対話的なアドバイスを最もよく聞いてくれるようです。 利用できる文 書を教えてあげるもの大切なことのひとつだとは思いますが、私たちは、「マ ニュアルを見つけて読めよ!」などという思いやりのない言い方はしません。
ぜひボランティアをお願い致します。 #Linpeople は1日24時間、休日も 休みなしで週に7日サポートサービスをしていますから、いつでも時間のある 時に手伝って頂ければ本当に助かります。ボランティアに参加して頂ければ、 Linux を学びはじめた人たちのイライラや挫折感を和らげることを通して、 あなた自身が Linux ユーザーの裾野をひろげることに役立っているだという 満足感を味わって頂けますよ。
Linux に関連するさまざまな問題でユーザーを援助することに興味を持つ人、 そしてそれができると思う人は誰でも、できる時にはいつでもやってみてくだ さい。固定したサポートスケジュールはありません。ユーザーを尊重して対応 することだけをお願いします。そして、あなたが忍耐を持って対応できない時 は、新米ユーザーからの質問には応答しないようにしたらいいのです。
いいえ、加入していません。現在、 Undernet や DALnet(*) のコードを改 変した形の IRC サーバ を自分たちの手で運営しています。このコードは数年 来開発されているもので、とても信頼性のあるものだと思います。チャンネル の信頼性の維持に寄与するいくつかの特徴を持っています。 LinuxNet はこの ような特徴を持ったサーバを使っていません。
注* DALnet は IRC ネットワークです。詳細は http://www.dal.net
#Linpeople にアクセスするためには、IRCII を使うのがいいでしょう。他 にも WINDOWS や、X 、VMS などインターネット接続システムで利用できる IRC クライアントプログラムにはさまざまなものがあります。ここでは紹介し きれませんが、ircII は標準的な IRC クライアントプログラムです。
参考までに ircII の使用については、ircII で使える /help コマンドを確 認してください。cs-ftp.bu.edu:/irc/clients にあるクライアントソースコー ドにある文書を使ってもいいです。いったんサーバに接続してしまえば、 #Linpeople にいる誰かが質問に答えてくれるでしょう。次のセクションでは、 ircII を起動する方法について手短に書いてあります。
システムに ircII をインストールするなら、ヘルプファイルが附属してい る version 2.6 がいいでしょう。cs-ftp.bu.edu:/irc/clients にあります。 make する前に、ソースコードのあるディレクトリに置かれたにコンフィグレー ションスクリプトを走らせてください。そうすることでたくさんの失敗をしな くてすむはずです。
さらに文字数の多いニックネームを使うというような、サーバの特徴を拡張 するための一連のスクリプトハック(script hacks) が利用できます。もっと 詳しいことは、http://www.dal.net(**) を確認してください。
注** http://www.dal.net の DALnet services page に NickServ はじめいくつかあります。
ほとんどの UNIX 類のシステムでは、ircII あるいは irc というコマンド を使うことができます。次のように入力します。
<irc-command> <irc-nickname> irc.linpeople.org
たとえば次のコマンドは IRC コマンドが ircII であるシステムに、'BigFred というニックネームを使って IRC 会議室に入るために使います。
ircII BigFred irc.linpeople.org
#Linpeople で早くお会いしたいですね。
#LinPeople は24時間、休日も休まず週7日サポートサービスをしていま す。期待通りには回答者がそろわない時間帯もありますが(先に述べた "ボラ ンティア" のところを見てください)、みなさんが質問したい時や困っている 時にはいつでも援助できるようにと考えています。
チャンネルに入ったら、まず最初に会話が行われているかどうかを確かめま しょう。もし会話中だったら、、あなたが聞きたいことを簡潔に書いて、じっ くりと返事を待ってください。イライラしないで辛抱強く、ね。あなたが Linux の新米のユーザーなら、答えは長くなるものもあるでしょうから、その 時は辛抱強く聞いてください。でも途中でわからないことが出て来たら、質問 してくださいね。
チャンネルに入った時、誰も話をしていないなら、おもいきって話しかけて ください。たとえチャンネルに人がいても、回答する人が気がつかないか、あ るいは端末の前にいないのかもしれないのだということを忘れないでください ね。彼らはしばしば IRC チャンネルにはいったままでいる状態だったりしま すから、 /away での不在メッセージを読むか、あるいは彼らは特定のユーザー からのメッセージを待っていたりします。すぐに応答がない場合、数分待って 再度挑戦してみてください。
回答する人はみなボランティアだということを忘れないでください。質問に 答えていない時は、皆、仕事をしていたり、勉強をしています。待機状態が続 いてもビープ音を鳴らしてはいけません。ビープ音はオフィス環境を破壊しま すし、そのようなことには一般にみなかなり敏感になっていますから。回答者 の手が空いて戻って来た時には、みんなに向けたメッセージを送ってくるでしょ う。
#Linpeople で早くお会いしたいですね。
(2.01 Tue May 7 17:41:58 UTC 1996)
日本語訳についての問い合わせは jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp 日本語訳は Linux-JF プロジェクトの次の方々から 多くのご助言を頂きました。ありがとうございます。 鴨澤さん JCD00743@niftyserve.or.jp 片山さん katayama@kuicr.kyoto-u.ac.jp 伊藤さん nozomi@biol.tsukuba.ac.jp 中野さん nakano@apm.seikei.ac.jp 佐藤さん GFG02131@niftyserve.or.jp 山崎さん hiro@koneeko.linux.or.jp 訳:中谷千絵 jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp 1996/12/19