きちんとケーブルを差す以外に、実行すべき大切なことがふたつあります。 パラレルポートを正しく設定することと、X サーバの色深度を設定することです。
QuickCam の性能を最大限に引き出すには、パラレルポートを EPP か双方向モードに
設定する必要があります。これによりデータ転送量、すなわち単位時間あたりの
画像数 (フレームレート) を 3 倍に増やすことができます。新しいコンピュータ
だと、これは BIOS の設定で出来るのですが、古いマシンではジャンパの変更が
必要な場合があります。どうしても設定できない場合、ドライバの選択肢が
少しばかり狭くなりますが、それでもきちんと動作はします (若干遅くなるだけです)。
コンピュータによっては、双方向モードで問題が生じるものがあるので、
ドライバが動かないときは強制的に少し遅い非双方向モードにしてみてください。
Patrick の cqcam では、-u
オプションです。
X を使うすべてのプログラムが、あらゆる色深度で動くわけではありません。
通常は、16 bpp (6 万色) もあれば問題のない高画質が得られます。
色深度は、/etc/XF86Config
ファイルの Screen
セクションにある DefaultColorDepth
オプションを変えれば
変更可能ですし、-bpp 16
オプションを付けて X を起動する
ことでも変更できます。後者は、大部分のディストリビューションでは
startx -- -bpp 16
とするか xinit -- -bpp 16
と
するだけです。システムによっては、ホームディレクトリの
.xserverrc
ファイルを変更する必要があるかもしれません。
xdm や kdm を使っているなら、その設定ファイルをご覧ください。