JF Linux Kernel 2.2 Documentation: /usr/src/linux/Documentation/filesystems/hpfs.txt

filesystems/hpfs.txt

OS/2 の HPFS に関する情報とマウントオプション [プレインテキスト版]


Linux は OS/2 の HPFS パーティションを読むことはできますが、書くことは
できません。

マウントオプションは msdos パーティションに対するものと同じです。

  uid=nnn	パーティション内のすべてのファイルの所有者を user id
                nnn とします。
  gid=nnn	パーティション内のすべてのファイルのグループを nnn と
                します。
  umask=nnn	そのパーティション用のパーミッションマスク (umask(1)を
                参照してください) です。
  conv=binary   データの読み出し時 CR+LF を変換しません。[既定値]
  conv=text     データの読み出し時 CR+LF を改行コードに変換します。
  conv=auto     ファイル毎に conv=binary か conv=text が選ばれます (推
                測によります)。

HPFS 固有のマウントオプション

  case=lower	ファイル名を小文字に変換します。[既定値]
  case=asis     大文字小文字が混在したままファイル名を戻します。

  nocheck       "Improperly stopped flag (不正終了フラグ) がセットされ
                OS/2 の CHKDSK を実行すべきパーティション" であっても
                マウントを強制します。

ファイル名の対応における大文字小文字の扱いは、本当の HPFS と同じように、
重要ではありません。
[訳注:例えば、makefile と Makefile は同じファイルを指し、これらは同一
ディレクトリに同時に存在できません。]

    mkdir -p /os2/c
    mount -t hpfs -o uid=100,gid=100 /dev/sda6 /os2/c

/etc/fstab の例
    /dev/sdb5	/d/f    hpfs    ro,uid=402,gid=402,umask=002
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日本語訳:野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
    校正:森本淳さん <morimoto@xantia.citroen.org>
          後藤正徳さん <gotom@debian.or.jp>
          山田慎也さん <trueheart@anet.ne.jp>

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