Linux Kernel 2.2 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/filesystems/ntfs.txt
filesystems/ntfs.txt
NTFS (Windows NT) に関する情報とマウントオプション
[プレインテキスト版]
- 原著作者: Unknown
- 翻訳者: 野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
- バージョン: 2.2.17
- 翻訳日時: 2001/07/02
NTFS の概要
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NTFS ボリュームをマウントするにはファイルシステム種別 'ntfs' を使用し
ます。現状、ドライバはフォールトトレランスのサポートをしておらず、読み
出しのみのモードで動作します。実験的に書き込みを有効にする場合は、デー
タを失っても完全に復旧できる状態か確認し、さらに Linux から NTFS パー
ティションに書き込みを行って不具合が出たら可能な限り早く Microsoft
Windows NT の chkdsk を必ず実行してください。ftdisk のサポートは、md
ドライバの先頭のボリュームセットに対して成功したという制限付きの報告が
ありましたが、ミラーセットおよびストライプセットでも動作するはずです -
md ドライバが配置を用いて扱っていると仮定しての話ですが・・・
実験的な書き込みのサポートは Windows NT4 およびそれ以降に適用されます
ので注意してください。
ntfs ドライバは以下のマウントオプションをサポートします -
(表記上、<論理値> は 0(no,false) か 1(yes,true) をとります)
iocharset=name ファイル名を戻す時に使う文字セット。
VFAT と違い、NTFS では機種依存文字の使用は抑えら
れています。
utf8=<論理値> ファイル名の変換に UTF-8 を使います。
uni_xlate=<論理値>,2 現在の文字セットに含まれない文字を持つファイル名
に VFAT 形式のエンコードを使います。論理値は機能
を有効にし、2 という値は vfat.txt に記載された
':', (u & 0x3f), ((u>>6) & 0x3f), (u>>12) のエン
コードを有効にします。
uid=
gid=
umask= これらのオプションは mount(8) に記載された動作を
します。
既定値では、ファイルの所有者は root でその他の人
は読み出し禁止になっています。
posix=<論理値> 有効にすると、ファイルシステムは大文字と小文字を
区別します。8.3 形式の「短い名前」は隠されずにハー
ドリンクとして現れます。
[訳注:短い名前とは、例えば "Program Files" に対
する PROGRA~1 といったものです。]
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日本語訳:野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
校正:森本淳さん <morimoto@xantia.citroen.org>
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