openMosixcollector はクラスタメンバーの 1 つで動かした方が良いデーモンです。 各ノードの openMosix の負荷を /tmp/openmosixcollector/* ディレクトリにログ取り します。 この履歴ログファイルを openMosixanalyzer(後で説明します)が解析し、クラスタの 負荷、メモリ、プロセスの概況を随時表示します。 メインのログファイルは /tmp/openmosixcollector/cluster です。このディレクトリ にはデータが書き込まれているファイルがもっとあります。
起動時に openMosixcollector はその PID(プロセス ID)を /var/run/openMosixcollector.pid に書き込みます。
openMosixcollector デーモンは 12 時間おきに再起動し、現在の履歴を /tmp/openmosixcollector[date]/* に保存します。 このバックアップは自動的に行われますが、手動でも開始できます。
履歴にチェックポイントを書き込むオプションがあります。 openMosixanalyzer でログファイルの履歴を分析すると、チェックポイントが 図上に青い縦線で印が付けられています。 例えば、クラスタであるジョブを開始した時にチェックポイントを設定し、別の ジョブを最後に設定すると...
これが、コマンドラインの引数で可能なものの説明になります。
openmosixcollector -d //デーモンとして collector を開始。 openmosixcollector -k //collector を停止。 openmosixcollector -n //チェックポイントに履歴を書く。 openmosixcollector -r //現状の履歴を保存し新しい履歴を開始。 openmosixcollector //簡単なヘルプを表示。 |
このデーモンは初期化スクリプトの /etc/init.d もしくは /etc/rc.d/init.d で 起動できます。 シンボリックリンクを適当なランレベルに張って自動的に起動するようにしてください。
作成済みのログファイルの解析方法は、openMosixanalyzer の章に解説してあります。