9.5. openMosixprocs

9.5.1. はじめに

この process ボックスは、クラスタでプロセスを走らせ、それを管理するのに非常に 便利です。

各クラスタノードにインストールする必要があります。

プロセスリストは何処で何が動いているのか全体を把握できます。 二番目のカラムは、各プロセスの openMosix のノード ID です。 0 はローカルを指し、0 以外の値はリモートのノードを表します。マイグレートした プロセスは緑のアイコンで印が付き、移動できないプロセスには錠印が付きます。

一覧にあるプロセスをダブルクリックすると、migrator-window がポップアップして マイグレートするプロセスなどを管理できます。 また、リモートプロセスをマイグレートさせたり、そのプロセスに SIGSTOP や SIGCONT を送ったり、「renice」させたりできます。

「manage procs from remote」ボタンをクリックすると新しいウインドウ (remote-procs ウインドウ)が出て、現在このホストにマイグレートされたプロセスを 表示します。

9.5.2. マイグレーター・ウインドウ(migrator-window)

このダイアログは、プロセス・ボックスにあるプロセスがクリックされるとポップ アップします。

マイグレーター・ウインドウは、openMosix クラスタにあるすべてのノードを表示 します。このウインドウは 1 つのプロセスの管理用です(状態の情報を追加して)。 プロセス一覧からあるホストをダブルクリックすると、プロセスがこのホストに マイグレートします。 しばらくすると、管理されているプロセス・アイコンが緑になります。これはリモート で動作していることを表します。

「home」ボタンはプロセスをホームノードに送ります。 「best」ボタンを使うと、プロセスはクラスタ中で利用可能な最適のノードに送られ ます。 マイグレーションは、負荷、速度、CPU、そして openMosix がそれぞれのノードを 「判断」した結果によって左右されます。最も CPU があり、最速なホストもしくは そのどちらかを持つホストにマイグレートするかもしれません。 「kill」ボタンを使うと、プロセスをすぐに kill できます。

プログラムを一時停止するには「SIGSTOP」ボタンをクリックしてください。継続 するなら「SIGCONT」ボタンをクリックしてください。 下部の renice スライダーを使うと、現在管理しているプロセスを renice できます。 (-20 はとても速く、0 は通常、20 はとても遅くなります)

9.5.3. リモートからプロセスを管理する

このダイアログは process ボックスの真下にある「manage procs from remote」 ボタンをクリックするとポップアップします。

そのプログラムはクラスタに属する他のノードから来たもので、openMosixview が 動いているホスト上で現在演算を行っています。 migrator ウインドウにある 2 つのボタンと同様に、「goto home node」ボタンを 使えばそのプロセスはホームノードに送られ、「goto best node」ボタンを使えば、 利用するのに最適なノードに送られます。