openMosix を利用してあるマシンでプロセスを動かすと、実際はクラスタに 属する別のマシンで動いているのがわかります。各プロセスには、そのプロセス がどこで作成されたのかを示す Unique Home Node (UHN)が付けられます。
マイグレーションすると、プロセスはユーザ部分とシステム部分の 2 つに分割 されます。システム部分が UHN にあり続けるとユーザ部分が移動します。この システム部分は代理プロセスと言われる場合もあります。このプロセスが大半の システムコールの面倒を見て、実行を割り振ります。
openMosix はこれら 2 つのプロセス間のやり取りを仕切ります。
oMFS は openMosix の機能の 1 つで、ローカルにマウントしているかのように クラスタ内のリモートファイルシステムにアクセスできるようになります。 他のノードのファイルシステムは、/mfs でマウントできます。たとえば ノード 3 の /home にあるファイルは、各マシンから /mfs/3/home で見られます。
Mosix も openMosix もクラスタにまたがったファイルシステム(MFS)を DFSA(Direct File-System Access)オプションで用意しています。この機能を 使えば、Mosix と openMosix に属するノードが持つローカル、リモート両 ファイルシステムにアクセスできます。