8.3. Mosix の最適化

編集上のコメント: openMosix のバージョンをチェックすること。

root で普通の端末からログインしてください。まず、
       setpe -r 
と入力してください。 これでうまくいけば、/etc/mosix.map がリストされます。うまく行かないなら、
        setpe -w -f /etc/mosix.map 
としてみてください。 ノードを設定するには、 次のように入力してください。
       cat /proc/$$/lock
これで子プロセスがノードでロックされているのか(1)、マイグレートしている のか(0)ががわかります。何らかの理由でプロセスがロックされていれば、 下記のようにして変更できます。
        echo 0 > /proc/$$/lock
問題を解決するまで。 設定方法はすべて復唱して、次のコンピュータに備えてください。 プログラムの tune_kernel と prep_tune は Mosix が個々のノードを調整する のに使いますが、SuSE ディストリビューションでは動作しません。 しかしどうにかできます。まずチューニングしたいコンピュータと Mosix が インストールしてある別のコンピュータをシングルユーザモードに落とします。 下記を root になって入力してください。
        init 1
ネットワーク上にあるその他すべてのコンピュータをできるだけ落として ください。 どちらのマシンでも下記のコマンドを動かしてください。
        /etc/init.d/network start
        /etc/init.d/mosix start
        echo 1 > /proc/mosix/admin/quiet
こうすると prep_tune と tune_kernel の最初の部分をだませます。PCMCIA タイプのネットワークカードが付いたラップトップなら、下記のようにしな ければいけません。
        /etc/init.d/pcmcia start
これは「/etc/init.d/network start」の代わりです。 チューニングしたいコンピュータ上で、tune_kernel を動かして下記の 手続きを踏んでください。マシンにもよりますが、これには時間がかかります。 犬を飼っているなら、いつもの長い長い散歩と同じぐらいかかります。 tune_kernel は「pg」というテスト目的のプログラムを /root に作成します。 これは無視してください。 チューニングが終わったら、/tmp/overheads の中身を /etc/overheads に コピーしてください(カーネルを再構築してください)。 各コンピュータでチューニングの手続きを繰り返してください。 そしてリブートして、Mosix を使ってください。 友人に新しいクラスタを自慢することもお忘れなく。