DIRFD
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2008-08-21
Index
JM Home Page
roff page
名前
dirfd - ディレクトリ・ストリームのファイル・ディスクリプタを取得する
書式
#include <sys/types.h>
#include <dirent.h>
int dirfd(DIR *dirp);
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
dirfd():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明
関数
dirfd()
はディレクトリ・ストリーム
dirp
に関連づけられたファイル・ディスクリプタを返す。
このディスクリプタはディレクトリ・ストリームが内部で使用するものである。
よって、ファイルの位置に依存せず、かつその位置を変更しない関数
fstat(2)
や
fchdir(2)
などでしか役に立たない。
このディスクリプタは
closedir(3)
が呼ばれたときに自動的にクローズされる。
返り値
成功すると、負でない値のファイルディスクリプタが返される。
エラーの場合は -1 が返される。
エラー
POSIX.1-2008 では 2 つのエラーが規定されている。
現在の実装ではどちらのエラーも返されない。
- EINVAL
-
dirp
が有効なディレクトリ・ストリームを参照していない。
- ENOTSUP
-
この実装では、ファイルディスクリプタのディレクトリとの関連付けが
サポートされていない。
準拠
POSIX.1-2008.
この関数は BSD 拡張であった。
4.3BSD-Reno には存在するが、4.2BSD には存在しない。
注意
dirfd()
のプロトタイプが使用可能なのは、
_BSD_SOURCE
または
_SVID_SOURCE
が定義されたときのみである。
関連項目
open(2),
closedir(3),
opendir(3),
readdir(3),
rewinddir(3),
scandir(3),
seekdir(3),
telldir(3)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
This document was created by
man2html,
using the manual pages.
Time: 03:26:40 GMT, April 25, 2010