Anne Bezemer による jigdo-easy は jigdo-lite の派生品であり、Microsoft Windows, 古い SunOS, HP-UX や IRIX など多彩なシステムに移植可能です。操作性は jigdo-lite より優れていますが、jigdo に対して変更を加えているため Potato とWoody に対してしか使えません。jigdo-easy は Sarge と Sid はダウンロード不可能です。Section 7.4 と Section 6.14 を参照してください。
jigdo 向けの GTK+ インターフェースは目下作業中です。まだ完全に動作していませんが、そのうちに公開されるでしょう。Linux 向けだけでなく、Windows GUI クライアントも準備される予定です。
jigdo-file-cache.db には、Files to scan: のプロンプト表示に対してディレクトリを入力する際に読み込まれるファイルの md5sum が格納されています。同じディレクトリを2度目にスキャンする際には、かなり高速にスキャンします。
この機能は次のような場合に有効です― rev0 から rev1 にアップデートの場合。rev1 の CD イメージでは、CD n から CD n+1 へ、あるいはその逆に移動したパッケージもあります。特に低速な接続(例えばモデム)を利用している場合、同じパッケージを再ダウンロードするのは避けようとするでしょう。このため CD n の新しいバージョンをダウンロードする際には、jigdo-lite が n-1, n と n+1 の 3 枚の CD (100% 完全を期すのであれば 8 枚の CD 全て) をスキャンするようにするでしょう。
8 枚の CD 全てをアップデートする間に、jigdo-liteが同じ CD を繰り返しスキャンするようにする場合は、キャッシュの働きにより、CD から同じデータを何度も読み込まないようにします。
キャッシュの存在は、jigdo 用ファイルを生成する際に更に重要です、キャッシュがあるおかげで jigdo 用ファイルを生成するたびに 50GB にも及ぶ Debian ミラーサイトの全てを jigdo-file が読み込まずに済みます。
最後に jigdo ツールと動作について学ぶために役立つリンクとリファレンスを示します。
jigdo のホームサイトです。このサイトを必ず参照すべきです― 移植、GUI クライアントなど jigdo に関する全てについての大量の情報が公開されています。
jigdo-easy に 関する Debian のページ (Section 7.1)
jigdo に関する Debian のメインページ
Potato か Woody を使っているのであれば、jigdo-file をバージョン 0.6.8 にアップグレードしてください。0.6.8 は Sarge に付属しています。(Section 6.12)
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