XFree86 3.3.3.1 かそれより新しい版を使っていないなら、 XFree86 3.3.3.1 に更新しなければいけません。XFree86 3.3.3.1 にはフレームバッファ デバイスに対応する FBdev X ドライバが含まれています。もしくは下記のと ころからダウンロードするか、 3.3.2や 3.3.3 のような XFree86 の旧版に対 して FBdev ドライバを構築するかしなくてはいけません。
http://www.xfree86.org に行き、 XServers のソースアーカ イブをダウンロードします。そして次に示す方法にしたがってドライバを設定 します。
それからドライバを構築します。 m68k レファレンスについて心配はありませ ん。インテルプラットホームをサポートしています。それから全部を構築しま す。大きなソースツリーですから時間がかかるでしょう。
時間をかけたくないなら、下記サイトからバイナリーを入手できます。 これは'非公式'に構築されたものですから、自分の責任で使用するということに 注意してください。
libc5 に対しては次のものを使用します。 http://user.cs.tu-berlin.de/~kraxel/linux/XF68_FBDev.libc6.gz
glibc2 では次の URL からダウンロードしてください。
http://user.cs.tu-berlin.de/~kraxel/linux/XF68_FBDev.libc6.gz
http://pobox.com/~brion/linux/fbxserver.html
X11 は、この vesafb 仕様を有効にしてあると一部のグラフィックカードではうまく 動かないという報告があります。もしそうなるなら、X11 に対しては新しい XF86_FBdev ドライバを試してみてください。
このドライバは、vesafb とともに、現在の X11 ドライバでサポートされてい ないある種のグラフィックチップをより高いグラフィック解像度で X11 を動かすのも援助できます。MGA G-200 のようなものはその例です。
お使いの X11 システムで XF86_FBdev ドライバをコンフィギュアするため、 次のようにお使いの XF86Config を編集しなければいけません。
Section "Screen" Driver "FBDev" Device "Primary Card" Monitor "Primary Monitor" SubSection "Display" Modes "default" EndSubSection EndSection
keyboard の項でも同様に、XkbDisable に設定しなければいけないか、また はお使いのキーボードが適切に動くよう設定するため、'-kb' オプションをつ けて XF86_FBDev サーバを呼び出す必要があるでしょう。 XkbDisable を設定 するのを忘れたなら、キーボードのマッピングを適切に設定するため、お使い の .Xmodmap に次のような行を書かなければいけません。
これは XFree86 3.3.3.1 では修正されており、その他二、三の大きなバグ が修正されており、さらに先に述べたようにドライバのひとつとして FBDev を含んでいますから、この版にアップグレードするのはよいことです。
! Keycode settings required keycode 104 = KP_Enter keycode 105 = Control_R keycode 106 = KP_Divide keycode 108 = Alt_R Meta_R keycode 110 = Home keycode 111 = Up keycode 112 = Prior keycode 113 = Left keycode 114 = Right keycode 115 = End keycode 116 = Down keycode 117 = Next keycode 118 = Insert keycode 119 = Delete
何かする必要があるかもしれませんが(あなたが使っていて、そして、 FBDev にドライバの名前を編集してあるオリジナルの X11 ドライバからオリジナル の定義をコピーしてみてください)、基本的にこれが vesafb X11 ドライバを 使うためにやらなくてはいけないことのすべてです。
うまくいけばサポートされたグラフィックカードでの X11 の問題は、将来の 版では修正されるでしょう。