次のページ 前のページ 目次へ

18. フレームバッファデバイスのタイミングに XFree86 モードラインをどのように変換したらよいですか。

お使いのマシンに XFree86 (X11) をインストールしているなら、ちゃんと使 うことができるでしょう。フレームバッファデバイスによって必要とされた要 求タイミングにお使いの XF86Config に モードラインを変換するのはとても 簡単です。

フレームバッファデバイスには次のようなフィールドが必要です。

XFree86 モード行は次のような部分があります。

Modeline  "1280x1024" DCF HR SH1 SH2 HFL VR SV1 SV2 VFL

framebuffer device timings の設定に XF86 モードラインに翻訳するため単 純な計算をする必要があります。例として、私の XF86Config ファイルから取っ てきたモードラインを変換する方法を試してみましょう。

Modeline  "1280x1024" 110.00 1280 1328 1512 1712 1024 1025 1028 1054

はじめに要求された pixclock 率を計算します。 XFree86 はメガヘルツを使 いますが、フレームバッファデバイスはピコセコンドを使います(その理由は 私にはわかりません)。DCF で 1 万を割ります。たとえば、1,000,000 / 110.0 = 9090.9091

さて、水平タイミングを計算しなくてはいけません。

われわれの例は次のようになります。

さらに、仮想タイミングを計算しなければいけません。

われわれの例では、このようにしています。

上述したモードについてフレームバッファを設定するためこの情報を使えます。 たとえば、matroxfb フレームバッファでは、次のようになります。

video=matrox:xres:<>,yres:<>,depth:<>,left:<>,right:<>,hslen:<>,upper:<>,lower:<>,vslen:<>

私の /etc/lilo.conf に、次のような行を追加しています。

append = "video=matrox:xres:1280,yres:1024,depth:32,left:200,right:48,hslen:184,upper:26,lower:0,vslen:3"

この場合、pixclock を使っていないことに注意してください。pixclock の指定は デフォルトの pixclock 率を好まない場合にだけ必要です。パラメーターとしても またこれを補足できます。pixclock を設定するには、この HOWTO の他の項目に書 いてあります。


次のページ 前のページ 目次へ