3.11. デジタルカメラ接続

Markus Schill さんによると「SONY の DSC-F1 赤外線アダプタを linux で使うことに興味のある方がこんなにいるのに元気付けられます。 現在のところ、まだ linux-irda ソフトウェアとカメラ付属の PuMa Technologies 社の IR アダプタで遊んでいるだけです。 現在までの状況は、次のとおりです。現在のところ linux 2.0.33 と最新の linux-irda を使っています。その状況で次のコマンドを入力すると、

modprobe irda
modprobe irtty
irattach /dev/ircomm0

アダプタはカメラとのやり取りをはじめます。/var/log/messages には SONY-DSC-F1 が見つかったというログが出ますが、サービスは何も開始されません (原注: これは linux 2.2.x カーネルと Linux/IrDA の組み合わせでは、多分違う状況になると思います)。

linux のケーブル接続環境で、カメラとの通信に使えるソフトウェアは2つあります。 (1) chotplay と (2) stillgrab です。 この両方とも tty をコマンド行オプションとして指定しますので、irtty プロトコルスタック層でも動くのではないかと思います。 ただし、今のところ linux-irda のソースにはあたっていません。 このためスタックを理解できているとはいえませんが、irtty を使うと 普通の tty のような感じになるのですよね? その際にどんなサービスを開始すべきなんでしょう?」

Dag Bratti さんによると「カメラの使っているアプリケーションレベルのプロトコルについてはよくわかりませんが、 IrDA(TM) の Infrared Transfer Picture Specification (IrTran-P) を実装している可能性はあります。 IrTran protocol をみれば、これは IrTTY ではなく IrCOMM 上に実装されたプロトコルであることがわかると思います。 IrTTY は Linux シリアルドライバと話すために使っているだけだと思います」

David Burley さんの Kodak-Digital-Camera-HOWTO には、IrDA を動かすやり方の記載と、Linux と IrDA を使って Digital OS カメラとの通信を実装する方法についての記載が含まれるようになりました。